有毒かそれとも無毒か? 「食べていいのはどっちだシリーズvol.1」隣り合って生えていてしかも似ている山菜を学ぶ

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アウトドアに親しむと、もっと知りたくなってくる山菜やキノコのこと。役立つ&知っておもしろい知識を、山菜・きのこアドバイザーの荻田毅さんに聞きました。今回は、隣り合って生息していて、しかも似ている山菜とキノコについて紹介します。

      

桜の季節に顔を出すタラの芽とウルシの芽

     

「じつは、食べられるものと食べられない(食べない)ものが隣り合って生えているケースって多いんです。毎年見るのが、タラの芽(左)とウルシの芽(右)を間違えて採っちゃったんだろうなというケース。この二つが似ているんですよね。そしてこれがまた、桜の季節に並んで生えるんですよ」

「ウルシに触ると、体質によってはかぶれてしまいます。なかには、近くを通っただけでもかぶれてしまう敏感な人もいるようです」

      

        

見分けるポイントは「トゲ」にあり

    

では、どうやって見分ければいいのでしょうか?

「芽だけ見れば似ているのですが、決定的な違いは、タラの芽は枝にトゲがあり(写真下)、ウルシにはないことです」

      

       

「しかし、不思議なのは、ウルシの芽を食べて食中毒を起こしたというニュースは聞かないんですよね。天ぷらにして高温にすれば食べられないということもないのかもしれません……」

      

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