【スキー板選び方のトレンドを解説!】ショップ店員に学ぶ、最高のスキーシーズンを迎えるための準備術

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スキーの準備術を紹介してきた本連載ですが、今回はいよいよスキー板の選び方をレクチャーしていきます。

スキーは道具選びがかなり重要なスポーツです。ベテランであれば自分でセレクトすることもできるでしょうが、経験が少ない人こそ選び方をしっかり知っておきたいところ。ここでは、まず、スキー板選びの基本を考えていこうと思います。

今回も、石井スポーツ神田本館の下山実さんに教えていただきます。

長さ選びに迷ったのは昔のこと……

ここではまず、スキー板の「長さ」について考えます。

「ゲレンデを見ると、多くのスキーヤーがショートターン、もしくはミドルターンで滑っています。それは、スキー場の大きさやコースの幅、混雑具合からそういう傾向になっているのだと思いますが、そういうことから考えても、短めのスキーをオススメしています。女性は150-155cm、男性は160-165cmというイメージです」(下山さん)

昔はスキー板には「長さ」のラインナップも多かったそうですが、今は比較的、絞り込まれている状況。プロのスキーヤーも思ったより短い板を履いていると、下山さんは続けます。

「オリンピックに出るようなトップレーサーでも、だいたい165cmくらいの長さのサイズの板を使っています。以前言われていたような、長いと安定性がありスピードも出せる、短いと操作しやすいけど、スピードが出しにく、というようなことはなく、長さで性能差が出たりしません。へんに長くしたり、短くしたりぜず、自分に合わせた長さを選んでいただければ問題ないと思います」

一般に自分の身長より短いスキー板はターンしやすく、スキーの操作がしやすいですが、基本となるのは目線の高さ。そこを目安に自分のスキーレベルに合わせて検討しましょう。

レベルとスキー板の金額は比例する!?

そもそもスキー板選びはそんなに難しいことではないと、下山さんはさらに板選びのポイントを教えてくれます。

「悩んだときに見ていただきたいのが価格です。初級、中級、上級と高くなる傾向なので、まずは価格を見て自分のレベルと合わせ検討する方法もあります」

一般的に初心者用が安く、レースに出るような人が使うモデルは高額です。スキー板の価格をチェックしつつ、そのモデルの特性などを店の人に聞きながら購入すれば失敗も少なそうです。

また、以前の記事で紹介したように、スキー板においては「硬さ」と「重さ」も重要です。

スキー板の長さ、価格に加えてこれらの要素にまで注目できると、より自分に合ったスキー板を選べるはず!


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