スキーの準備は夏から! ショップ店員に学ぶ「最高のスキーシーズン」を迎えるための準備術 【vol.03 ブーツ編】

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  • 石井スポーツ神田本館
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この連載では早くからスキーの準備を始め最高のスキーシーズンを迎えることを目指しています。前回はスキーグッズの買い方について紹介しましたが、今回からアイテム別の選び方編に突入。引き続き石井スポーツ神田本館、田近さんに教えていただきます。

今回は、スキー板選びよりも重要かもしれない? スキーブーツ選びがテーマです。

スキー板以上にブーツ選びが大切!

まず、スキーブーツの重要性ついて教えてもらいましょう。以前レンタルスキーで履いたブーツはまったく安定感がなく、滑るのが怖かった印象がありました。レンタルのブーツではやはりスキーは楽しめないのでしょうか?

「エキスパートレンタルのように良いアイテムを借りられることもありますが、多くのレンタルは初心者が問題なく使えるものを用意しています。ちゃんと滑れる人がそれを履いてしまうと、足元がグラグラするなど戸惑いますよね。そもそも上級コースなどを滑るようには作られていないんです。やはり自分の足に合ったブーツを選んでいただいたほうが、パフォーマンスは絶対上がります。

板を選ぶよりも先にまずブーツ選びから考えていただきたいくらい。正直、ブーツが一番大事と言っても過言ではありません」(田近さん)

なるほど、レンタル卒業を目指すべきは板ではなく、むしろスキーブーツなんですね。ブーツ売り場にはホールド(バックル)が多く安定感抜群のブーツがたくさん並んでいました。本当にスキーの上達を目指すなら、グラつかず安心して体重を任せられるブーツを選びたいですね。

熱成型できるブーツで痛みを解消

また、今のブーツは熱成型をすることでスキーブーツ特有の「痛さ」を解消できると田近さんは話します。熱成型とは何なのでしょう?

「ブーツはインナー部分と外のプラスチックのシェルからできています。インナーの方は元々、熱成型ができるものがあったのですが、今は外側のシェルを熱成型できるものが増えています。スキーブーツ用のオーブンがあり、これで温めることでより自分の足にフィットするブーツがつくれます」(田近さん)

以前は、スキーブーツを履くとき、足が痛くてしょうがないというイメージがありましたが、今はこの熱成型により痛みも見事に解消できるということ。

「人にもよりますが、小指の付け根やくるぶしの下の舟状骨という部分がブーツに当たって痛いというケースが多いのです。一度普通にブーツを履いてもらって骨などが当たる部分を把握します。

その後、オーブンで温めたブーツを履いてその部分を調整し成型していくんです。ここ10年くらい熱成型ができるブーツが増えていますよ」(田近さん)

スキーの専門店にはブーツ用のオーブンがあるところも多いというので、ぜひ、自分にフィットするブーツをつくりたいですね。熱成型できるかもブーツ選びには重要ということがよくわかりました!

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