ソトラバ

国宝「姫路城」が眺められる播州の低山へ! 播州平野に佇むお手軽ミニアルプス縦走を歩く

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 東側の景色
  • 餃子
  • 矢穴のある岩場
  • 籾取山
  • ハートの岩
  • 岩尾根
  • 山崎山
  • 「城之台」碑
  • 最初の岩場
  • 境内からの景色
  • 本徳寺の登山口

瀬戸内海に面した播州エリアは、秋から春にかけて温暖で晴天率が高いことで知られています。先日、気温が低い時期に快適に歩ける姫路の低山を訪れました。

苫編山(とまみやま)、籾取山(もみとりやま)、鬢櫛山(びんぐしやま)といった、難読地名の山をいくつも越えていく、低山ながら縦走スタイルが楽しめるところです。近年増えてきたご当地アルプスのひとつではありますが、「姫路ミニアルプス」、「苫編アルプス」、「蒲田アルプス」と呼ぶ人もいて、特定の名称が定着していない感じ。まだマイナーな山なのかもしれません。

起点は、JR山陽本線・英賀保駅(あがほえき)。ターミナルの姫路駅からわずか1駅ですが、静かでのどかな雰囲気の街です。山麓に建つ本徳寺というお寺の境内を通らせていただいて山に入っていきます。

本徳寺の登山口

門をくぐって石段を少し登ると、いきなり展望が開けます。東側は姫路市の市街地で、「灘のけんか祭り」で有名な御旅山などの山並みも見えています。

境内からの景色

境内から山道へ入ると、いきなり岩場が立ちはだかります。このあたりの山に多い凝灰岩でしょうか。

最初の岩場

一山目は、羽柴秀吉の弟が陣を敷いたと伝わる「山崎山」です。『播磨鑑』という古文書によると、秀吉の弟・秀長が英賀保攻略を行ったとき、この山に陣を敷いたとか。しかし、城跡らしきものは何も残っておらず、「城之台」と書かれた碑が建っているだけとなっています。

「城之台」碑

標高は100mにも満たない低山ですが、さすが城跡だけあって、眺望は抜群。この日はよく晴れていたので、播磨灘の向こうに淡路島の大きな島影も見えていました。

山崎山