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“頑丈”なだけじゃない! もしもの時に役立つ「パラコード」の基礎知識とその活用術とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


みなさんはキャンプやアウトドアを楽しむなかで、「パラコード」という言葉を耳にしたことはありませんか? パラコードとはナイロン製の紐を編み込んだアイテムのことで、ロープの一種でありながら種類や使い方は多岐にわたります。そこで今回は、キャンプ好きならぜひ知っておきたい「パラコードの基礎知識」をご紹介。今後のアウトドアライフを、さらに快適にしましょう。

パラシュート用のロープなので頑丈!

パラコードは「パラシュートコード」の略称で、名前のとおり元々パラシュートの傘と人を繋ぐ目的で使用されていた紐を指します。使用目的が「人を吊るすため」とあって、頑丈なことが一番の特徴。軽くて水にも強いため、キャンプをはじめさまざまなアウトドアシーンで活用されています。

最も標準的なタイプは太さ4mmの「550パラコード」。耐荷重が550ポンド(約250kg)もあることが名前の由来となっています。汎用性が高く耐久性にも優れているので、用途によっては細めのタイプや、より耐荷重が高いものを選ぶのがベスト。

米軍で採用されているミルスペックパラコード

テントの設営やキーホルダーなどに使われる通常のパラコードのほかに、「ミルスペックパラコード」という種類も存在します。高い摩耗性と耐荷重に加えて対紫外線機能まで持つハイスペックを誇り、なんと米軍でも採用されているほど。

ちなみにミルスペックの「ミル」は“ミリタリー”の略称で、軍人が使用することを想定して、「MIL-C-5040H」という規格に適合するためのテストに合格しなければなりません。耐久性を重視したい人や長く使えるロープを探している人には、ミルスペックパラコードがおすすめです。