「開放感」と「安心感」どっちを優先すべきか? キャンプ場選びの究極の選択「区画サイト」と「フリーサイト」その最適解とは

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  • 富士を望むふもとっぱらオートキャンプ場
  • 森に広がる芝生のフリーサイト
  • アウトドアワゴンでキャンプ道具を運ぶ女子
  • 直火禁止の看板
  • ウッドデッキの区画サイト
  • キャンプ場のトイレ
  • オートキャンプのフリーサイト
  • 河原サイトのキャンプ
  • 芝生の区画サイト

アウトドア&キャンプ人気が覚めやらない昨今、次々と新設のキャンプ場がオープンしています。この空前のキャンプブームのなかで、より一層予約が取りにくい状況になっていることを鑑みると、新しくできたキャンプ場が一つでも増えることは、キャンパーにとっては願ったり叶ったりと言えます。

そのキャンプ場ですが、テント泊をメインとした施設からグランピングやアクティビティに特化したキャンプ場まで、そのスタイルはさまざまです。またバンガローやコテージが利用できる施設もあり、アウトドアに不慣れな家族や仲間たちなどのグループであれば、テント泊ではなくコテージなどの利用がおすすめと言えます。

それでもテント泊にこだわるのであれば、まず知っておきたいのがキャンプサイトの種類です。とは言っても基本は「フリーサイト」と「オートサイト」の2種類で、オートキャンプ場であればどちらもサイト内にクルマを駐めることができます。

ここでは「フリーサイト」と「オートサイト」のメリット&デメリットを解説します。

                      

ビギナーでも使いやすい「区画サイト」

経験値の浅いキャンプ初心者であれば、どのサイトを選ぶべきなのか不安を感じる人も多いはず。そんな人には「区画サイト」がおすすめです。この区画サイトは、キャンプスペースを区画で仕切ったもので、指定されたスペースでキャンプを楽しむことができます。

同じような家が並ぶ、建売りの住宅地をイメージすると分かりやすいかもしれません。受付ではあらかじめ決められた区画にそれぞれ番号やアルファベットが振られているので、その区画内でキャンプすることになります(オートサイトなら駐車スペースもあり)。

                      

                       

区画サイトのメリットは、多くのキャンパーが訪れるハイシーズンのキャンプ場でも、事前に予約しておけばテントを張るスペースがなくなる心配はありませんんで、安心して利用することができます。

また、キャンプ場のレイアウトにもよりますが、区画サイトはトイレや炊事場が近くに用意されていることも多く、立地条件的には一等地と呼べる場所です。子どもや女性などが、真っ暗の深夜にトイレへ行く場合でも、怖い思いをしなくても済むのも大きな魅力です。

最近の区画サイトには電源を備えたサイトもあり、家庭用の電化製品や照明を利用することも可能です。この区画サイトのデメリットがあるとすれば、使用できるスペースが決められているのでサイトの設営スペースがコンパクトに制限されてしまう反面、隣のサイトとの距離感が近いことで安心感がある一方、キャンプならではの開放感はあまり感じられないかもしれません。

しかし、キャンプ初心者にとって区画サイトは利便性に優れ、経験を積む頼れる場所になることは間違いありません。これからキャンプを始める人は、まずは区画サイトを選ぶことをおすすめします。

                     

お気に入りの場所が選べる「フリーサイト」

「フリーサイト」はその名のとおりフリーに場所が選べるスペースです。広大な敷地内で自分が気に入った場所でテントの設営ができます。このフリーサイトは人との接触を避けることでキャンプならではの「開放感」に浸ることもできます。

樹木が生い茂った森林のなかや、川のせせらぎが聞こえる小川沿いなど、絶景が楽しめるビュースペースが自由に選べるのが最大のメリット。基本的にはスペースの制限がないので(大型連休などの混雑時は、必要以上にスペースを占有するのはマナー違反)、余裕のあるキャンプサイトが作れるのも大きな魅力です。スペースに制限がないので大人数のキャンプやグループキャンプにも適していると言えるでしょう。フリーサイトは区画サイトよりもリーズナブルな価格に設定されていることが多く、費用を抑えることができるのもメリットになります。

                     

                       

一方でフリーサイトは早い者勝ちとなるため、「ロケーションがいい」「炊事場やトイレから近い」など、一等地は争奪戦になります。スペースの予約ができないこともあり(場所こそ選べないが予約利用は可能)、良い場所を選びたいのなら誰よりも早くキャンプ場に行くことが条件になります。またフリーサイトの場合、トイレや洗い場などから遠い場所になることもあり、深夜のトイレなどで多少苦労することもあるので、利用の際は注意が必要です。

                          

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