ソロキャンプ人気が高まるにつれて、注目を集めているアイテムのひとつが「陣幕」。しかし、本当に必要なのかわからず購入をためらっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回はキャンプでの陣幕の役割やメリット&デメリットについて詳しく解説していきましょう。
そもそも「陣幕」は戦国時代に使っていたもの
本来、「陣幕」とは戦国時代に武将が本陣を囲むために使用していた幕のこと。歴史物の作品などでよく見かける言葉ですが、近年はキャンプにおいても風よけや目隠しとして利用されるようになっている人気のアイテムです。

しかし、キャンプに必須というわけではないため、使うという人もいれば使わないという人も……。自分のキャンプスタイルや好みによって、陣幕の重要度は分かれるようです。
多岐にわたる陣幕の使い道
例えばグループキャンプではプライベートな空間の確保やリビングスペースと調理スペースを明確に分けるためなどに活躍。大人数のキャンプでも快適に過ごせるように陣幕が活用されています。一方ソロキャンプでは、他のキャンパーとの境界に置くことで視線を遮る目隠しのために使うケースも。周囲からの視線が気にならないプライベートな空間を確保できるというメリットがあります。
目隠しとしての使用は好みが分かれるところですが、陣幕が最も活躍する場面として挙げられるのが焚き火の時。焚き火を楽しむ際に、風が強いと炎が安定せず、火の粉が飛んでしまうことがありますよね。

そこで陣幕を設置することで、風の影響を軽減して安定した炎を保つことが可能になります。また、火の粉が周囲のギアや他のキャンプサイトへ飛散するのをガードするという役割もあります。風防という面で非常に優秀なアイテムのため、焚き火をメインに楽しむキャンパーの間で陣幕を導入する人が増えています。