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フィールドを守りながら楽しくキャンプを実践! 目的別“焚き火シート”の選び方とは?

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焚き火台を使う際に地面に敷く“焚き火シート”。最近では、この焚き火シートを使用せずに焚き火をおこなうのは「マナー違反」とされています。焚き火シートの素材はさまざまで、使用感もそれぞれ異なるのが特徴。そこで今回は、キャンプ好きならおさえておきたい焚き火シートの選び方に注目しました。

ガラス繊維製は耐久性が抜群

そもそも焚き火シートの主な役割は、火の粉や熱などから地面を保護することです。焚き火シートを敷くと、芝生といった火が燃え移りやすいものに焚き火の影響を与えにくく、環境や景観の美しさをキープ可能に。また焚き火台からこぼれた炭を拾うのが楽になるので、撤収作業を手軽に済ませたい人には最適なアイテムです。

焚き火シートに使われる主要な素材は3種類。そのひとつは、ガラスを原料とする“ガラス繊維”です。ガラス繊維を用いた焚き火シートの魅力は、耐熱性と耐久性の高さ。さらに水や油への耐性もあり、焚き火台での料理も安心です。価格も比較的安いため、コスパを求める人にはピッタリでしょう。

ただしガラス繊維の焚き火シートは生地がかたく、折りたたみにくいというデメリットがあります。加えて、ガラス繊維にはチクチク感があるのも特徴。肌触りが気になる場合は、シリコンコーティングされたものを選ぶのがおすすめです。

耐熱性の高さ重視ならシリカ繊維製

さらに高い耐熱性を求めるのであれば、“シリカ繊維”でできた焚き火シートを選びましょう。シリカ繊維は高耐熱のガラス繊維を加工して作られた素材で、1000℃以上になる高温な状況下でも長時間使用できるのが利点。さらに瞬間温度であれば1600℃程度になっても耐えられます。

一方で、耐久性は他の素材を使ったシートよりも低め。同じアイテムを長く使い続けたい人には不向きです。またガラス繊維と同様にチクチクとした手触りがあるので、扱いづらさを感じるかもしれません。