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コレをやったら超ヒンシュク! 山小屋NGあるある「ちょっと!それ、私のですけど!」

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乾燥室の干しモノにも注意!

雨などでウェアが濡れてしまったときのために、山小屋ではだいたい乾燥室があるのですが、混みあう時期には、とてつもない密度でいろんなものが干されます。レインウェア上下、バックパックカバー、タオル、手ぬぐい、靴下……。

大雨の日などは、ぽたぽたとしずくが垂れそうな濡れものがどっさり。うっかりすると、乾きかけているところへずぶ濡れのものを干す人がいて、また濡れてしまったこともありました。水が滴っている状態のものを乾燥室に入れるのは避けましょう。雨が当たらない場所で、滴らない程度まで水を切ってからお願いします。

レインウェアなども、同じブランドで同じモデルで同じ色、なんてことも珍しくないので、干すときに自分のものとわかるように、何か目印をつけておくといいでしょう。
防水のウェアに針をさすわけにはいかないので、タグのところに安全ピンで目印になるものをつけておくといいかも。

リボン

洗濯バサミやクリップを持参して、襟元を留めておく方法もあります。多くの人が出たり入ったりする、狭い干し場ではハンガーにかけておいても落ちてしまうことがあるので、クリップしておくと脱落防止対策にもなります。

クリップ

ハンガーは他の人のことも考えて使おう

干しもの用のハンガーは用意されていることがほとんどですが、数に限りがあります。早く着いたからと言って、一人でいくつも使うと、後の人の分がなくなることも。混雑状況などを見ながら使用するようにしてくださいね。

使える本数に限りがあるときは、いくつかのアイテムをまとめて干さなければいけないこともあります。
例えば、乾きにくくはなりますが、レインウェアの上下を1本にまとめるなど。タオルや手袋、帽子なども、本当ならべつべつに、空気が通るように少し離して吊るしたいところですが、混みあっているときには、そうもいかないことがあります。

しかし、レインウェアと手ぬぐいや手袋など、いくつかのアイテムを組み合わせてかけると、そこまでまったく同じ組み合わせの人はまずいないと思うので、間違われるリスクは下がるのではないでしょうか。ひとつ屋根の下に泊まり合わせることになった登山者同士、お互いに少しでも快適に過ごせるように配慮をしたいものです。ちょっとしたひと工夫でトラブルを減らして、山旅を楽しみましょう。

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