日差しが強い時期のアウトドアシーンでは日焼け止めが必須。紫外線対策をしないと肌が炎症を起こし、長期的にはシミやシワなどの原因になってしまいます。
ところが、実際に日焼け止めを買おうとしても種類が多くて選ぶのが大変……。そこで今回は、アウトドアを想定した日焼け止めの選び方を紹介します。機能や塗り方など、重視したいポイントを押さえて解説するのでぜひ参考にしてください。
SPF・PAの値が高いものを選ぼう
SPF・PAは紫外線から肌を守る効果を表す指標で、日焼け止めを選ぶときにもっとも重視したいポイント。SPFは表皮に影響を及ぼす「紫外線B波」をカットする力を表します。肌の赤みや痛みなどの炎症を避けるため、できるだけ高いものを選びたいですね。SPFは1~50+で示され、数値が多いほど効果がアップ。アウトドア用なら、最低でもSPF30以上を選びましょう。迷ったらSPF50+を選べば間違いありません。

PAは真皮まで届く紫外線A波をカットする力を表します。紫外線A波はシミやシワなどの原因になるので、こちらもできるだけ高いものを選択。PAは+の数で表され、最大がPA++++です。アウトドアの場合はPA+++以上を選んでください。判断に迷ったらPA++++を選べばOKです。
汗をかく季節や水辺のレジャーには耐水性も重要
夏は海や川でのレジャーが楽しい季節ですが、湿度が高く汗をかきやすい季節でもあります。日焼け止めが水遊びや汗で流れてしまうと、塗り直しが面倒ですよね。そこで注目したいのがUV耐水性の高さ。

UV耐水性は★の数で示され、もっとも効果が高いのは★★です。アウトドアの際は★★を選びましょう。水辺のレジャーでも日差しを気にせず楽しめて、コストパフォーマンスも良好です。
見逃しがちな「塗り直しのしやすさ」 手を汚さない剤形とは
紫外線から肌をしっかり守るためには、2~3時間に1度塗り直すことも重要。特にアウトドアでは強い紫外線にさらされ続けるので、塗り直しやすさも意識しましょう。
そこでおすすめなのが、スティックタイプやスプレータイプの日焼け止め。液体タイプと違い、手を汚さずにいつでも塗り直せます。さらに、「荷物の中でふたが開いて汚れてしまった」などのトラブルもありません。

なお、ミルク・クリーム系の液体タイプは密着力が強く、耐水性の高いものが多いです。塗り直す手間を気にしないならこちらでもOK。使用するシーンに合った機能を重視しながら、使用感や好みに合わせて日焼け止めを選んでくださいね。