キャンプなどで焚火を楽しんだ後に残るのが「灰」。自然に分解されないため、そのまま放っておくと土壌の汚染につながることもあります。キャンプで出た灰は、灰捨て場に捨てるのがマナー。灰捨て場がないキャンプ場の場合には、持ち帰って処理しましょう。自宅に持ち帰った灰は、通常は自治体のルールに従ってゴミとして出すのが一般的ですが、実は灰を活用する方法もあります。一体どのようなことに利用できるのか、詳しく見ていきましょう。
優れた天然の肥料として家庭菜園に最適
まず定番なのが、家庭菜園での肥料としての活用方法。酸性に傾いた土壌では、植物の生育が悪くなったり病気にかかりやすいといった問題が発生します。一方、灰はアルカリ性なので酸性の土を中和してくれるほか、灰を混ぜることで土壌の善玉菌が活性化し、植物の病気を防ぐ効果も。

加えて、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富で優れた天然の肥料として活躍してくれます。
天然の虫よけとしてもおすすめ
同じく家庭菜園で虫よけとしての使用もおすすめ。灰を水に溶かしてスプレーするだけで天然の虫よけができるため、なるべく殺虫剤や農薬を使いたくない場合にも重宝します。アブラムシやカメムシなどの害虫対策として使ってください。
