「火が付かない」から卒業できる! 目から鱗の簡単火起こしテクニック術

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  • バーベキューグリルに載せた木炭
  • 木炭を網に載せて焼く
  • 巻きに火を付ける
  • ファイヤースターターで火種を作る
  • 乾電池とスチールウール

 

初めてのキャンプで、せっかくBBQや焚き火をやろうとしたのに、なかなか火を起こせずに苦労した経験を持つ人は少なくないと思います。いや、それなりに回数を重ねたとしても、なかなかスムーズにいかないのが火起こしというものです。

そんな皆さんのために、ちょっとした火起こしテクニックを伝授したいと思います。アウトドアに詳しいフリーライターの打越俊浩さんに、初心者でも手軽にできる火起こしのコツを伺いました。

バーナーを使って炭に着火する

BBQといえば、炭火焼きが醍醐味ですね。炭(木炭)は、いったん着火してしまえば、とても長持ちするのが特徴ですが慣れていないと火を付けるまでが一苦労。着火剤を使ったとしても、ちょっと燃やしてあぶった程度では、なかなか炭火は起こせません。

「アウトドア用バーナーを使えば、スピーディーに着火できますよ」と、打越さん。どんな方法なのでしょうか。「バーナーの五徳に焼き網(100円ショップなどで売っているものでOK)を載せて、その上に炭を置きます。バーナーを点火して4~5分間、炭を焼くようにすれば、確実に着火することができます」(打越さん)。なるほど、とても簡単そうです。

 

 

ただし、この方法には注意点があって、使用できるバーナーは「セパレートタイプのガスカートリッジバーナー」か、「ガソリンや灯油の液体燃料系のバーナー」に限定されます。というのは、「ガスカートリッジに直接バーナー本体をセットするタイプだと、炭火の熱が輻射熱となって、ガスカートリッジを過熱させるおそれがあるからです」(打越さん)。

このほかに、炭の着火方法として打越さんが教えてくれたのは、「チャコールブリケットを使う方法」です。

チャコールブリケットはBBQ用の燃料で、ライターなどで簡単に着火できるため、「これを種火にして、ある程度チャコールに火が回ったところで、備長炭などの火持ちのいい、高火力の炭を加えていく」(打越さん)のがコツのようです。チャコールブリケットはすぐに燃え尽きてしまいますので、上手に活用しましょう。

 

薪の場合は細工をしておくと効果的

薪は、アウトドアショップやキャンプ場などで販売されていますので、手軽に入手することができます。薪の着火は、炭よりも比較的簡単で、「薪がしっかりと乾いていれば、新聞紙で容易に着火できる」(打越さん)そうです。

また、あらかじめ薪にちょっとした細工を施しておくのもおすすめです。「ナイフを使って、薪に“ささくれ状”の切れ込みをたくさん入れておき、これを4~5本用意して、着火に使えば簡単につきます」(打越さん)と教えてくれました。

【道具を使って火種を作る.01】ファイヤースターター

「ファイヤースターター」とは、一般的には、金属の棒(ロッド)と、薄い板状の金属(ストライカー)がセットになっていて、いわゆる火打石の役割をするアイテムです。もちろん、これでいきなり火が起こせるわけではなく、火種を作るためのものだと考えてください。

 

ファイヤースターターを使うときは、まず、火種の元となる物を用意します。打越さんによれば、「割りばしをナイフで白髪ねぎ状に削り取って、軽くひとまとめにする」のが手軽とのこと。そのほか、「麻縄をほぐして、柔らかく丸めた状態にして着火する」のもおすすめだそうです。そこにファイヤースターターで着火して、種火ができたら、「少しずつ、大きめの薪をくべて、炎を大きくしていきましょう」(打越さん)。

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