自由度の高い旅のスタイルとして人気がある車中泊。しかし実際に体験してみると、夜間の明かりに不便を感じることがあります。周囲が真っ暗な場所では手もとが見えにくくなったり、必要な作業がしづらかったりすることも。そうした不安を減らすためにも、用途に応じたランタンを事前に準備しておくことが大切です。
車中泊の明かり対策はLEDランタンが基本
ランタンはキャンプの雰囲気づくりにも一役買うアイテムですが、車中泊ではそうした要素に加えて、安全性やスペースへの配慮が欠かせません。とくに車内という閉鎖された空間では火の使用はリスクが高く、選ぶべきランタンのタイプも異なってきます。

まず避けたいのは、ガスや灯油を使う火気タイプ。一酸化炭素中毒や火災の危険があるため、車内での使用には向きません。その点、LEDランタンであれば火を使わず、安全に明かりを確保できます。軽くて扱いやすく、製品のバリエーションも豊富なのが特徴。使用環境や好みに合わせて選べるのも利点といえるでしょう。
シーン別に活用できる3種類のLEDライト
車中泊ではLEDライトを選ぶのが基本ですが、さらに快適に過ごすために、使用シーンごとに適したライトを使い分けたいところ。とくに目的別に3種類そろえておくと、夜の時間がぐっと過ごしやすくなります。

最初に用意したいのは、車内全体を照らすメインライト。吊り下げて使えるフックやマグネット付きのタイプは、設置しやすく扱いやすいのが特徴です。明るさは200~400ルーメン程度が目安。調光機能があれば、作業時にはしっかり照らし、就寝前には落ち着いた明るさにするなど、シーンに合わせた調整がしやすくなります。