9月18日、三菱自動車は人気の軽自動車デリカミニが10月29日にフルモデルチェンジし、販売を開始すると発表しました。会見には営業担当副社長の中村達夫氏が出席し、新型『デリカミニ』への意気込みや予約状況、同車に寄せる期待を語りました。
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軽を超える! 新型デリカミニの挑戦
2023年5月に初代が発売されて以来、デリカミニは瞬く間に人気の軽自動車となりました。マスコットキャラクターの「デリ丸。」と、タレントの水川あさみさんが出演するキャッチーなコマーシャル動画は、幅広いユーザーの目に留まったことでも知られています。
10月に発売予定の新型デリカミニは「軽自動車の枠を超える、軽自動車の概念を壊す」をコンセプトに掲げています。フロントガラスには同社のハイエンドSUVであるアウトランダーPHEVと同様の遮音フィルムを採用し、サスペンションにはKYB(カヤバ)製のProSmooth(プロスムース)を備えるなど、軽自動車に新たな価値を注いだ一台に仕上がっています。
インテリアは上質さに加え、7インチメーターディスプレイや12.3インチのナビゲーションディスプレイ(オプション)など先進装備を兼ね備えたことで、先代から大きく印象が変わりました。さらにAピラーを先代より前方へ起こすことで室内長を延ばしつつ、安全性も高めています。
走行性能も正常進化を遂げています。同社のアウトランダーPHEVに搭載されているドライブモードを軽自動車として初めて採用し、路面状態や走行状況、ドライバーの運転スタイルに合わせた走りを楽しめます。さらにショックアブソーバーにはKYB製ProSmoothを採用。4WD車は専用チューニングや足まわりのセッティングにより、安心感のある走りを実現しています。
6つのグレードが勢ぞろい、予約も快走
ラインアップは6種類です。ノーマルエンジン(G)とターボエンジン(T)にそれぞれ3モデルずつ、計6つのグレードが用意され、すべてで2WDと4WDの選択が可能です。価格は196万4600円から290万7300円まで。
軽自動車で200万円台後半は高額に映りますが、「ナビやETC、ドラレコ、マルチアラウンドモニターなど、新車購入時にオプションで選ばれる装備をセットにしたモデルです。実際に個別で装着すると同等の価格になるため、その点を丁寧にご案内して販売していきます」と前出の中村副社長は話しました。
デリカミニは10月29日の発売までに1万3000台の受注を目標としていますが、すでに約4000台のオーダーを獲得しています。そのうち7割は 「Premium Derimaru Package」 という最上級モデルを指名しており、受注は順調に推移しています。同社はデリカミニを通じて30~40代のファミリーや女性ユーザーをはじめ、シニアまで含めた幅広い層からの支持獲得を目指すとしています。
各地で先行展示、ユーザーの声も上々
新型デリカミニのコマーシャルは、すでにYouTubeをはじめとした動画コンテンツで配信されています(地上波は10月以降に放送予定です)。
なお、9月6日~7日に静岡県富士市のキャンプ場「ふもとっぱら」を貸し切りにして開催された「スターキャンプ2025 in朝霧」では、先行して実車が展示され、参加者からの反応も上々でした。とくにボディカラーではサンドベージュパールが人気を集めたそうです。
このほか同社が主催するイベント「スターキャンプ」や各ディーラーでも展示車や試乗車を幅広く展開していく予定です。気になる人はぜひ、進化した新型デリカミニをチェックしてみてください。
【詳しくはこちら】
◆新型デリカミニ特設サイト
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_mini/special/