2023年7月29日（土）〜30日（日）の2日間、群馬県高崎市のGメッセ群馬で開催された『ALL関東キャンピングカーフェア2023』には、数多くのキャンピングカービルダーはもちろん、人気の軽バンや軽トラをベースにしたバンライフカーなど、そのスタイルは千差万別ながら、快適な車中泊が楽しめる架装が施されたクルマたちが数多く出展されていました。そのなかから、ソトラバ編集部が注目したクルマをピックアップ。取材を敢行しました。
着実に需要が高まるルーフトップテント
最近、キャンプ場などで少しずつ見かけるようになったルーフトップテント。それでも日本のアウトドアシーンでは、まだまだ少数派の域を脱していないようです。
このルーフトップテントは、比較的ボディサイズの大きな車両に装着される場合が多いなか、今回、イベント会場で目を惹いたのが三菱の軽自動車「デリカミニ」。そのルーフに装着されていたのがポルトガル製「JAMES BAROUD（ジェームス・バロウド）」のルーフトップテントです。
同ブランドにはいくつかのシリーズが用意されていますが、デリカミニに積載されていたのはハードシェルタイプの「エボリューションライン」シリーズで、天井の最高部がもっとも高くなる1番人気のモデル「SPACE S」というアイテム。この「SPACE」にはS／M／XLの3つのサイズがラインアップされ、Sは長さ1980mm×幅1300mm×高さ355mm（展開前サイズ）、重さ55kgのもっともコンパクトなモデルながら、展開時の室内サイズは長さ1960mm×幅1280mm×高さ480～1430mmの居住空間が確保され、大人2名の就寝が可能です。
豊富なラインアップとサイズ展開に注目
このほか「エボリューションライン」には、「SPACE」同様のトライアングル型で、テントの展開と収納がもっとも楽なリーズナブルモデルの「DISCOVER」、窓を開けば360度のパノラマビューが楽しめるタワー型モデルの「EVASION」をラインアップ。それぞれにS／M／XLの3つのサイズが用意されています。またテントのルーフシェルに荷台を設けたハードシェルタイプのタワー型モデル「GRAND RAID」も設定。こちらにはM／X／XLの3サイズが用意されています。
また2022年には、新シリーズとして「フロンティアライン」が誕生。その第1弾となる「ODYSSEY」が三菱デリカD5で展示されました。こちらは現在Mサイズのみの展開ですが、長さ1980mm×幅1400mm×高さ355mm（展開前サイズ）、重さ約60kgで、展開時には長さ1960mm×幅1380mm×高さ980mmの空間を生み出すタワー型です。
