年々夏が長くなってきて猛暑の日々にヘトヘトになりながら、早く秋が来ないかな……と待ち遠しく感じています。10月に入ってやっと涼しくなり、日も短くなるなど秋の訪れを感じる今日この頃です。
遅めの秋の訪れとともに香るキンモクセイ
最近は日本の四季がズレて6月〜9月が夏。10月〜11月が秋、12月〜3月が冬。春が4月〜5月と秋と春がすごく短くなっているように感じます。やっと来た秋の訪れとともにお家の庭にキンモクセイの花が咲きました。

写真は去年10月17日に撮影したものですが、今年もほぼ同じ10月18日にご近所の道を歩いていて、フッと香る秋の甘い匂いを感じて慌ててお家の庭の金木犀を見ると小さく黄金色の可憐な花が咲き始めていました。
九里離れた場所まで香りが漂う九里香
キンモクセイは英語名で「フレグランス・オリーブ」と呼ぶそうです。秋の香り、小さな花をつけて香る時間は10日間ぐらいと短く、秋の訪れを告げるお花です。調べて見ると原産地は中国。中国名では九里香(キュウリコウ)というそうで野菜のきゅうりの匂いではなくて、香りが強いゆえに九里離れた場所(中国の一里は約500メートルとすると約4.5キロ先)まで漂うことからの命名のようです。春のジンチョウゲ、初夏のクチナシとともに強い香りを放つ三大芳香花のひとつです。
