寒い季節は草木が葉を落とし景色が単調になりがちです。また寒くて外に出る気も起きず家に篭りがちになりがち……。そんな時こそ、ベランダやお庭に葉色を楽しめるカラーリーフを植えて、日々の暮らしに彩りを与えませんか?
冬の寒さに強く、春の芽吹きまで長く美しい姿を保つカラーリーフプランツは、日常を豊かにしてくれる貴重な存在です。冬にも咲く花を主役として、その花々を引き立てるだけでなく、葉そのものが主役にもなり得る。そんな魅力的な5種類のリーフプランツをご紹介します。
日陰でも育ち一年美しい葉が楽しめる【ヒューケラ】
最近、カラーリーフとして人気のあるヒューケラは、ユキノシタ科の常緑の宿根草です。キャラメル色や、ライムグリーン、ベリーのような赤色のものなど多様なカラーバリエーションが魅力です。

直植えでも寄せ植えでも楽しめ、ヒューケラだけまとめて植えても様になります。多くの品種が半日陰でも美しい葉色を保ってくれるため、マンションのベランダや日当たりの少ない場所でも大活躍。ただし全く日が当たらない場所はダメなので、ある程度日に当てることが必要です。
筆者も数種類鉢植えにしていますが、驚くことに冬の寒さも夏の酷暑もへっちゃらで、元気よく育っています。夏の直射日光は苦手な品種もあるので、その点は注意が必要ですが、ほとんど手間がかからずに育つ優秀な植物です。

寄せ植えなどに繊細な動きが足せる【カレックス】
カレックスは、カヤツリグサ科の多年草です。世界中に2000種ほどが分布しています。細くシャープな葉が弧を描き、風に揺れる姿がとても繊細で美しいのが特徴です。ハボタンやシロタエギクのような、横にボリュームのある植物の間にカレックスを配置すると、寄せ植え全体に「抜け感」と「リズム」が生まれます。またお庭のアクセントかつ、グラウンドカバーにもなる優れものです。

常緑性で冬でも楽しめ、斑入りや、黄色味の強い黄金葉、赤みの入った銅葉などがあります。銅葉の品種は特にシックで、冬の植物と合わせると落ち着いた印象になります。日陰でも育ち、耐寒性が高いため、非常に育てやすいのが特徴です。

すっきりとした常緑の葉【ウエストリンギア】
オーストラリアンローズマリーとも呼ばれるウエストリンギアは、細かい銀緑色の葉が密生するシソ科の常緑低木です。四季咲き性が強く、薄紫や白などの小さな花を長く楽しめる点も魅力です。

すっきりとした見た目はモダンな空間にもよく馴染み、背の高い部分や背景として利用することで、全体のバランスを引き締めてくれます。ローズマリーに似ていますが香りがないため、香りが苦手な方にもおすすめです。
ただし、日当たりが良く、風通しの良い環境を好み、耐寒性はマイナス5℃程度のため、場所によっては鉢植えにしておき、風を当てたり真冬は玄関や家の中に入れるなどの対策が必要かもしれません。


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