東京都内で見に行ける! 種類別の撮影術指南つき!! 冬に咲く花5選【関東エリア】

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  • 群生しているスイセン
  • 2種類のクリスマスローズ
  • うつむき加減のクリスマスローズの花
  • クリスマスローズの正面
  • スイセンの横顔
  • 原種系スイセンのクローズアップ
  • 群生しているスイセン
  • ボタンの花余白多め
  • わらぼっちの中のボタンの花
  • ウメの花とメジロ
  • 紅白の梅の花
  • 神社に咲く梅
  • サザンカ前ボケ
  • 絞りの入ったツバキの背景玉ボケ
  • 多くの花をつけるオトメツバキ

寒い季節はつい出不精になってしまいますが、そんな時こそ寒さの中で咲く花を見て元気をチャージしたいものです。今回は寒い時期でも目を楽しませてくれる冬に咲く花を撮影ポイントと共にご紹介します。

記事中におおよその開花時期を記載していますが、最近は開花がズレやすい傾向。最新の状況はそれぞれの公式サイトでご確認下さい。

様々な種類をカメラに収めたい【ツバキ】

日本内外に約5000種あると言われるほど品種が豊富なツバキ。厳冬期には花が少なくなるものの11~4月頃まで次々と花を咲かせます。

近縁のサザンカとは見分けがつきにくいのですが、ツバキは花が全開にならず、散る際に花ごと落ちる特徴があります。

ツバキを写真に撮る際は、多くの花を写真に収めるか、一つの花をアップで写すとよいでしょう。

もう少しプロっぽい仕上がりにしたい場合は、日の光を反射している葉や、隙間から漏れる光をバックにして絞りを開放し背景に玉ボケを作ると決まります。

また、花の間から覗くようにして奥の花にピントを合わせると流行りの前ボケが作れ、ワンランクアップの写真が撮れますよ。下は「イイネ」がたくさん付いたサザンカの写真ですが、ツバキでも似た写真になるので挑戦してみて下さい。

東京都内でツバキを見られるのは、まず椿油が有名な大島。約250品種のツバキと、約30品種のサザンカが植えられている神代植物公園。珍しい白いヤブツバキがあり、多くの品種を見ることができる小石川植物園のツバキ園などです。

春の訪れを告げる和の花はメジロと共に【梅】

1月下旬~4月下旬に咲き、早春を告げる花として和歌の題材となるなど人気の高い梅は香りも素晴らしく、奈良時代は花見といえば梅を指し貴族たちに愛されました。赤、ピンク、白、紅絞り、八重など、様々な種類があります。

古くから親しまれてきた梅は神社仏閣に植えられていることが多く、和の建物と一緒に写すと雰囲気が出ます。

また、紅白の梅を入れ込むと縁起の良い写真になるので、2つの色を入れ込んで写真にすると良いですよ。

蜜を求めてやってくるメジロと写す「ウメジロー」も、インスタでは人気です。シャッタースピードを1/640~1/1000秒程度に調整しながら、動きが早いメジロに合わせましょう。

都心にありながら約20種300本の梅が満開となる湯島天満宮湯島天神や、いくつかの梅林が点在し約1万本の梅が咲き誇る高尾梅郷などが有名です。

艶やかな姿に冬の寒さを忘れる【ボタン】

低木のボタンの原産は中国で、品種改良が盛んに行われているため園芸品種も多い花木。春に咲くボタンを調整して新春から花を楽しめるようにした冬牡丹は、大きくて姿形がゴージャスなため、寒々しい季節に見るとテンションが上がる花です。

降雪から花を保護するためにかける「わらぼっち」は冬にしか見られない光景なので、ぜひ一緒に撮影してみて下さい。濃い目の花でダイナミックな大きめのボケを作って楽しむのもオススメです。

繊細な花を強調するために、葉などの要素を入れ繊細な花びらを強調しても写真として引き締まります。

また、複数の花を入れクローズアップにして枠からはみ出るようにすると、大きさと豪華さが増します。

東京都では、冬は40品種160株が栽培される上野東照宮ぼたん苑の規模が大きいので撮影するにも最適です。また神代植物公園でも冬牡丹が展示されることがあります。

引いても寄っても映える花写真に【水仙】

11月頃から咲き3月頃まで楽しめるスイセンは、東京でも群生として見られる場所があります。引いても寄っても映える花なので、ビギナーでも比較的撮りやすいはず。

下の写真は、新宿御苑にペーパーホワイトを写したものですが、群生をバックにして少し距離のある手前の花にピントを合わせ、絞りを開放し撮影しています。こうすることで、さほど難しいテクニックを使わずこなれた雰囲気に仕上げることができます。

インスタグラムで人気の原種系のスイセンをマクロレンズで可愛く写真に残しても良いですね。

スイセンの凛とした横顔を撮る時には少し余白を多めに取り背景もスッキリさせておくと良いですよ。

葛西臨海公園や新宿御苑などで群生が見られます。特に新宿御苑は、苑内に温室があり冬も花が楽しめるので、花に飢えている人はこちらも覗いてみることをオススメします。

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