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トヨタvsダイハツのガチバトル! 2台のハイゼットトラックが引き出すカスタムが遊び心満載

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


東京オートサロン2026のダイハツブースでは、一風変わった展示がなされていました。それはどちらもダイハツの働くクルマ、ハイゼットをベースとしたコンセプトカーですが、ダイハツとトヨタ(GR)のそれぞれが独自のカスタムを行なったもので、両社の思想が垣間見える、軽自動車の可能性を広げる試みがなされていました。

ボルトオンターボ+副変速機の搭載で悪路走破性は抜群

まずはダイハツの車両ですが、こちらは社内で結集して仕立てられた「ハイゼット・トラックジャンボ・スタークライマー」を名乗る一台は、スタークライマーを名乗る通り星まで駆け上がれる走破性をテーマとしたモデルです。

また、ベース車両には軽トラックのキャビンの後ろに余裕のあるハイゼット・ジャンボに、市販車の設定にはないターボエンジンを搭載。駆動方式は4WDで変速機はCVTながら、こちらも設定のない副変速機を装着し、さらにパドルシフトまで備えることで誰でも悪路を走れるうえに走破性の向上を実現している。

ルーフレス仕様の正体は果樹園の収穫用作業車がヒントに!

そして気になるのは屋根がないこと。こちらは果樹園(私有地)などで実際に使われている、収穫用作業車にヒントを得たとのこと。実際にリンゴ農家とかブドウを栽培している方々が、軽自動車の屋根部分を切り取り、木々にぶつからずにクルマに乗ったまま収穫をしているそう。メーカーが実際のユーザーが使っている架装を実現したという訳です。

そして荷台に収まる「荷箱」がダイハツらしく、様々なモーターショーでコンセプカーを発表するなかで、必ずといって良いほど災害救助支援にこだわっています。ダイハツは社内の有志はもちろん、会社自体が普及活動を応援。今回もその流れにそった一台となっています。

クローラーによる悪路走破性が災害支援で役立つ

荷箱は単なる箱ですが、そこには災害支援の救助に役立つスコップやジャッキなどの一式や、ポータブル電源を搭載。軽トラックで現地まで移動し、クルマが入れないところまで到着したら荷箱の出番。スロープで荷台から降ろして人力で運び、より被害の大きな場所まで行くことができる仕様となっています。それを助けるのがクローラーで、タイヤではなくクローラーとしたことにより、ガレ場やぬかるみでも移動することができます。

荷箱は軽トラックの積載量の問題もあり動力源はなく、クローラーのおかげで人力でも運べるようになり、車載する際にはウィンチが用意され荷台に戻すのも簡単。もちろん荷箱は果実の収穫でも活躍することが可能。「スタークライマー」は普段は走破性や登坂性を高めたモデルでもあり、実用面でも十分に工夫が凝らされた仕様となっています。

軽トラで遊び倒すハイゼットカスタムの可能性とは

対してトヨタが提案するのがハイゼットを遊び倒すコンセプト。現会長のモリゾウさんからレーシングドライバーとして実績十分の佐々木雅弘氏に無茶ぶりされて開発されたモデルであり、現段階では未完成。しかしトヨタガズーレーシング、ルーキーレーシングの技術を結集しており、見て楽しい、乗って楽しいをコンセプトに開発中。「いわばホビー仕様の軽トラックという訳です」

佐々木氏の考え方の一つに、一人よりも二人、二人よりも大勢で遊んだ方が楽しいという考え方の基に4座仕様となっており、リフトアップしてターボを付けての段階での展示。すでにモリゾウさんのストライプやタイヤのサイドレターなども備わり、こちらも突貫で今後の進化に期待して欲しいとのこと。

佐々木氏がトヨタグループの力を使ってこの先度のように仕上げるのか? 将来性が楽しみな一台。東京オートサロン2026の期間中に、どちらが魅力的か?の投票が行なわれ、結果は、さていかに!?