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「月見ブーム」は寝具まで到達! 自社実験で見えた秋キャンプ向け3cmマットの防寒性能

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マクドナルドの月見バーガーをはじめ、ここ数年の飲食業界は空前の「月見ブーム」に沸き、街中では至る所で「月見」の二文字を見かけます。こんなに秋だけ卵料理が増えて養鶏農家の供給体制がひっ迫しないかといらぬ心配をしてしまいますが、そんな折に編集部へ届いた1通の資料に目を疑いました。まさかの寝具にまで月見ブーム到来です。「Bears Rockよ、お前もか」。

Bears Rockの厚さ3cmの自動膨張式キャンプマットに、カラーバリエーションとして枕なしタイプの新デザイン「お月見くまとフクロウ」が追加されました。月を眺めるしろくまと、それを見守るフクロウが描かれています。卵がマットの中に入っているわけでもなく、素材に使われているわけでもありません。あくまでも、秋の夜をイメージして生まれたデザインです。なお、2026年の十五夜は9月25日です。

ただし、ブームに乗っただけの一枚ではなさそうです。自社検証の参考値ながら、Bears Rockの比較実験では、室温5.5℃の室内で寝袋の下側の温度が30分後に最も高くなったのは3cmマットでした。秋キャンプの背中の冷えが気になる人にとっては、見逃せない話かもしれません。用途もキャンプにとどまらず、車中泊や災害時の寝床にも広がります。見た目はお月見、中身は実用。そのギャップを、順に見ていきます。

杢グレー×ブラックでテントや寝袋になじむ落ち着いた配色

デザインのコンセプトは、自然の中で夜を過ごすキャンプと、お月見を楽しむしろくまたちの姿を重ねること。マットを広げると現れるイラストが、秋のキャンプやテントの中で過ごす時間を楽しく彩ります。

かわいいイラストとなると、テントや寝袋との色合わせが気になるところです。カラーは杢グレー×ブラックで、落ち着いたグレーを基調としているため、さまざまな色のテントや寝袋にもなじみます。テントや寝袋の色を選ばないのは、デザインの実用的な一面と言えます。

Bears Rockの3cmマットに杢グレー×ブラックの新デザイン「お月見くまとフクロウ」が登場

マットの有無と厚さで比べた寝袋の下の温度変化

見た目は茶目っ気たっぷりにお月見ですが、肝となるのはマットの性能です。寝袋の下にマットを敷くと、寝床の温度に違いは出るのでしょうか。これについては、Bears Rockが自社で比較実験を行いました。条件は、室温5.5℃、床温7.9℃の室内に「マットなし」「7cmエアマット」「3cmマット」という3つのシチュエーションを用意します。それぞれの上に同じ寝袋(色違い)を敷いてスタッフが入り、寝袋の下側の温度を15分ごとに30分間測定したそうです。

30分後の温度は、マットなしが10.1℃、7cmエアマットが16.4℃、3cmマットが19.6℃でした。今回の実験条件では、3cmマットが最も高い温度となりました。スタッフの体感では、マットなしは「全身が凍りつくような寒さ」で眠れないほど。7cmエアマットは最初こそ暖かいものの時間とともに寒さを感じ、3cmマットは多少の冷えを感じつつも背中側の暖かさが続きました。スタッフが特に違いを感じたのも、この背中側だったそうです。

Bears Rockのマットを背中に敷いた場合の寝袋下側の温度変化

7cmエアマットより3cmマットのほうが高い数値になった点は、目を引く結果です。ただし、その理由についてはBears Rockの発表では触れられていないことから、ここでも断定は避けます。なお、これはBears Rockのスタッフによる自社検証です。条件ごとに使用者が異なるため、測定結果や体感は参考値です。使用者や環境によって温度や感じ方は異なり、製品の性能を保証するものではありません。しかし、寝袋だけでなく、床や地面との間にマットを敷くことは快適に休むための大切なポイントであることに違いはありません。デザインだけで選ぶつもりだった人ほど、この数値は押さえておきたいところです。

ウレタンフォームと空気で体を支える構造と使い方

ここからは、月を見上げる視線をマットの仕様に移します。内部には弾力性のある高反発ウレタンフォームを使用。空気だけで膨らませるマットとは異なり、ウレタンフォームと空気の両方で体を支える構造です。マットは厚くなるほどクッション性が高まる一方で、収納サイズや重量も大きくなります。3cmタイプは、寝床に必要なクッション性と持ち運びやすさのバランスを重視したい人に適した厚さです。展開時のサイズは約195cm×60cm×3cm、収納時は約33cm×18cmの筒状に収まり、重量は約1.1kgです。2026年9月時点の公式オンラインストア掲載価格は、税込3350円です。

使い方は、収納袋から取り出して広げ、バルブを開くだけ。内部のウレタンフォームが空気を取り込みながら膨らみ始めるので、その間に寝袋を広げたり荷物を整理したりできます。仕上げに口から空気を吹き込むかポンプで空気を足せば、張り具合を好みに調整できます。ただし、初回使用時や長期間収納したあとは、膨らむまで時間がかかる場合があります。メーカーは、初めて使う前に一度広げて膨らませておくことをすすめています。

Bears Rock枕なし3cmマット

今回のお月見デザインは、マットと枕が一体になっていない枕なし仕様です。使い慣れた枕やアウトドア用の枕のほか、衣類やタオルで高さを調整するなど、好みの高さや硬さに合わせられます。枕部分がない分、身長が高い人も足元までマットを使いやすい点も特徴です。一方で枕は別に用意する必要があるため、枕付きを想定している人は注意が必要です。

メーカーが紹介する購入者の声(レビューの要約)では、「厚さのわりに寝心地がよかった」、「思っていたよりコンパクトで持ち運びやすかった」といった厚みと収納性のバランスを評価する声が寄せられています。電車で持ち運ぶために選んだ人は軽くて小さく収まる点を挙げ、コットの硬さをやわらげるために使う人もいます。一方で、体格や場所によっては、3cmでは地面や床の硬さを感じるという声もあります。

Bears Rockの3cmマットはコンパクトに丸めて持ち運びができる

寝心地の感じ方は、体格、空気の入れ具合、地面の状態などによって異なります。「お月見くまとフクロウ」のデザインは、厚さ5cmの自動膨張式キャンプマットでも展開されていますので、厚みのある寝心地を重視するなら5cm以上、荷物を抑えながら地面や床の硬さをやわらげたいなら3cm、と使い方に合わせて選ぶのがポイントです。地面や床の硬さをどこまで許せるかが、3cmを選ぶ分かれ目になりそうです。

車中泊から避難所まで寝床を整える普段使いの備え

お月見の夜だけが、このマットの出番ではありません。テントの床に直接敷くほか、コットの上に重ねたり、車中泊でゴロンと横になったり、屋内での簡易的な寝具として使ったりと、さまざまな場面に取り入れられます。

真面目な話をすれば、災害時の寝床という一面もあります。体育館や公共施設の硬い床(季節によっては冷えも伝わります)や、段差のある車内シートでは、寝袋や毛布だけでなく、体の下に敷くマットも必要です。

車中泊用のマットとしてもBears Rockの3cmマットは活躍する

3cmマットは、コンパクトに収納できるため、家庭で保管したり車に備えたりしやすいタイプです。災害時に初めて広げるのではなく、キャンプなどで普段から使っておけば、膨らませ方や空気の抜き方、収納方法を事前に確認できます。備えとして持つなら、普段から使っておく意味は大きそうです。

自社実験の数値と体感、ウレタンフォームと空気で体を支える構造、荷物を抑えられる収納性。手に取るきっかけがデザインでも、選ぶ決め手は厚さと枕の有無、つまり自分の使い方に合うかどうかです。

十五夜に夜空を見上げたあとのテントの寝床にも、車中泊にも、災害時に備えて普段から使っておくマットにも。「Bears Rockよ、お前もか」と笑ったあとに、選ぶ理由もちゃんと見つかる一枚です。

■Bears Rock 公式オンラインストア
https://shop.bears-rock.co.jp/view/item/000000000035