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いざ地底探索へ! 人生で一度は訪れておくべき「日本三大鍾乳洞」の幻想的な魅力とは

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長い年月をかけ、石灰岩が洞窟状に削られることでできる鍾乳洞。内部では奇妙な形の鍾乳石や特殊な地形が見られることもあり、雄大な自然のロマンを感じられるスポットとして人気です。そこで今回は、人生で一度は行ってみたい「日本三大鍾乳洞」の魅力に注目しました。

5種のコウモリが棲む「龍泉洞」

まず紹介するのは、岩手県の岩泉町にある「龍泉洞」です。現在も調査がおこなわれている巨大鍾乳洞で、洞内の総延長はわかっている範囲で4088m。実際には5000m以上あるのではないかとも言われています。

龍泉洞の見どころは「蝙蝠穴」と呼ばれるエリア。なかでは、ウサギコウモリをはじめ5種類のコウモリが生息しています。同じ洞内に複数種類のコウモリが生息するのは珍しく、このコウモリの存在も含めて龍泉洞は国の天然記念物に指定されています。

また洞内には、青く輝く幻想的な地底湖も。一般には総延長のうちの700mと3つの地底湖しか公開されていませんが、神秘的な空間と独自の生態系を十分に体感できるでしょう。

国内で2番目の長さを誇る「秋芳洞」

続いて紹介する「秋芳洞」は山口県美祢市の秋吉台国定公園内、地下100mのところにある鍾乳洞です。国の特別天然記念物に指定されており、総延長は11.2kmと国内2位の長さ。観光コースでは、総延長のうち1kmの範囲に足を踏み入れられます。

洞内で特に注目したいのは、水に溶けた石灰分が沈殿して棚田のように折り重なった「百枚皿」と呼ばれるスポット。500枚を超える皿状の沈殿物が作り出した光景には、圧倒されること間違いありません。

なお秋芳洞では通常の入洞料に300円プラスすると、「秋芳洞冒険コース」に参加できます。懐中電灯を持って岩肌にかかるはしごを登ったり、鍾乳洞のすき間をすり抜けたりとスリリングな体験ができるので、気になる人はぜひ挑戦してみてください。