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奥多摩観光の玄関口「青梅」のGWを彩る! お囃子と山車の喧騒が盛大なお祭りは見応え感たっぷり

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東京の青梅といえば奥多摩地区の観光拠点であり、奥多摩ハイキングでも乗換駅としておなじみです。一方で左党系の方々には、楽しい宴後の乗り過ごし駅としてもおなじみかと思います。その青梅駅を中心にお囃子と山車の喧騒が魅力の青梅大祭がGW期間中に開催されました。多くの人で駅前商店街は春の活況を呈していました。

500年を超える歴史を誇る大祭は駅前商店街を完全封鎖

青梅市の春の風物詩として親しまれている青梅大祭が、今年も5月2日と3日の2日間にわたって開催されました。同祭りは都内屈指の祭礼行事で、じつに500年を超える歴史を誇っています。1513年に青梅村の鎮守として住吉神社拝殿改修祝いで町内5町の村民たちが祭礼を行なったのが、青梅大祭の始まりと言われています。驚くことに500年前は室町〜戦国時代です。

住吉神社の氏子の本町、住江町、仲町、上町、森下町の5町で山車を曳いたのが始まりだそうです。当時は山車の上に山車人形を飾っての巡行で、豪華絢爛を謳ったそうですが、近代になって電線が張られるようになってから山車人形は、山車に飾ることなく大切に保管されているそうです。確かに、山車の軒は信号灯すれすれに近い高さを誇り、迫力十分です。

戦後になって上記5町に加え、滝ノ上町、大柳町、天ヶ瀬町、裏宿町、西分町、勝沼町、日向和田が加わり、12台の山車巡行となっています。

約300店が青梅街道を埋め尽くしグルメ合戦を展開

祭りは朝9時から始まります。青梅駅を軸に駅前を走る青梅街道・旧青梅街道は東は東青梅駅に近い勝沼交差点から、西は宮ノ平駅と日向和田駅間の日向和田3丁目交差点までの4km超を完全封鎖。12台の山車が行き交います。朝は9時過ぎから鳴り物が響き渡ります。

同祭りの見所は何と言っても青梅ならではのケンカ囃子と呼ばれる威勢のいい囃子と、街道両脇を埋め尽くす露天の数々です。さまざまなグルメメニューも、同祭りの人気の理由でしょうね。出店の露天数は300を超えるそうです。関東中から集結しているのではないかと錯覚するほどです。

もちろん、なかには地元青梅の信金と人気酒蔵の「澤乃井酒造」さんが共同で振る舞い酒を配っていました。