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阪神淡路大震災の被災経験者が語る! 家族を守るための災害への備えとは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


ソロキャンプを中心にアウトドアの動画をアップしているYouTubeチャンネル『Mr SYU』。今回ご紹介する動画は、今年の1月17日にアップされた動画です。この日は阪神淡路大震災の日からちょうど30年が経った日。SYUさん自身が阪神淡路大震災で被災した経験を元に、動画で災害に対する備えのポイントを紹介しています。どんな内容なのか詳しく見ていきましょう。

サバイバル3の法則

まず覚えておきたいのが、冒頭で紹介されている「サバイバル3の法則」です。サバイバル3の法則とは、人が緊急時に生き残るための目安を表したものです。たとえば、人は呼吸ができない状態で生きられる時間は3分が目安。他にも体温保持ができない状態では3時間、水分補給ができない状態では3日間、食料補給ができない状態では3週間が生き残れる目安といわれています。

災害時に備えてSYUさんが重要視しているポイントは、体温、水分、食事の3点。SYUさんはこれらの3点を意識して、毎年阪神淡路大震災が起こった1月17日に防災リュックの中身を全て点検するようにしていると語っています。

防災リュックの中身とは

防災リュックの中身は、3人家族が5日~1週間程度凌げる程度の荷物が詰められています。リュックの中身を出していくと、普段キャンプでも使用しているツールボックスや暖を取るためのカイロやエマージェンシーブランケット、ペットボトルの水などが出てきました。

食料はインスタントの食料などの他、効率的にエネルギーを補給できるブドウ糖や、インスタントのコーヒーや紅茶も入っています。災害時に「コーヒーや紅茶なんて呑気に飲んでいる場合か」と思う人も多いかもしれません。しかし、緊急時にこそ平常心に戻るためにも、普段飲みなれているものを入れておくのは重要だとSYUさんは語っています。

SYUさんが阪神淡路大震災で被災した際には、避難所には2日ほど食料が届きませんでした。被災時の経験から、SYUさんは家族3人が3日間は過ごせる分の食料を用意しています。