ソトラバ

星空の下で映画三昧! 快適さとマナーを両立させた「アウトドアシアター」の楽しみ方

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


キャンプに行って夕食を終えると、あとは寝るだけになってしまった経験はないでしょうか。日が暮れたあとも自然の中で何かを楽しみたい……。そんなときにおすすめなのが「アウトドアシアター」です。今回は、アウトドアシアターを楽しむために必要な持ち物や注意点を紹介します。

スクリーンは持ち運びやすく、洗える素材のものを

アウトドアシアターとは、その名の通りキャンプ地などの野外にスクリーンを設置し、映画などを鑑賞すること。木々や星空など自然に囲まれて映画を観れば、映画館とはまた違う非日常体験が味わえます。夜になると手持ちぶさたになりがちな子どものストレス発散にも効果的です。

まず必要なのはスクリーンとプロジェクター。従来のスクリーンは折りたたみ不可の製品も多いですが、アウトドア用は持ち運びやすく折りたたみ可能。かさばらず荷物にならないこと、汚れても洗い落とせる素材であることを基準に選ぶと良いでしょう。

何もない場所にスクリーンを設置する場合は、ポールやペグが必要です。スクリーンは風の影響を受けやすいため、飛ばされないようテントやタープを設置する要領でしっかり固定してください。風が強い場合でも上映を楽しみたいなら、タープやテント内にスクリーンを設置するのが安全です。

映像も音もワンランク上へ──品質で差がつく体験

映像を投射するプロジェクターは小型化が進み、近年はWi-Fi接続で映像を再生できるモバイルタイプも登場。スマホやゲーム機の映像を手軽に投影でき、映画はもちろん複数人でのゲームも楽しめます。長時間の使用が前提なら、充電が長持ちするモデルを選びましょう。

再生機器も電源を必要とするため、モバイルバッテリーやポータブル電源があると安心。荷物は増えますが、スピーカーを用意すれば本格的な野外シアターが完成します。映画好きの方は導入を検討してみてください。

キャンプ場での使用は「事前確認」と「周囲への配慮」を忘れずに

キャンプ場には当然、自分たち以外の利用者もいます。アウトドアシアターは音と光が出るため、使用する際は周囲への配慮が必須です。騒音はもちろん、夜遅くまでスクリーンを明るく照らし続けないようにしましょう。また、訪問前にそのキャンプ場がプロジェクターやスピーカーの使用を許可しているかどうかを確認することも忘れずに。

きちんとルールを守れば、アウトドアシアターは特別なキャンプ体験を提供してくれます。ほかのキャンパーへの配慮を心掛けながら、新しいキャンプの楽しみ方に挑戦してみてはいかがでしょうか。