ソトラバ

箱根駅伝で有名な小涌園にほど近い「岡田美術館」の庭園で絶品の紅葉と季節の魚天ぷらうどんに舌鼓

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


箱根の紅葉を楽しむ旅でオススメなのが、お正月に恒例の箱根駅伝で山登り、下りの選手が駆け抜ける箱根小涌園のすぐ近くにある岡田美術館の開化亭と庭園です。今年の紅葉は見応えたっぷりで、まさに当たり年でした。

日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を公開する岡田美術館

岡田美術館は2013年10月に開館した日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を公開する私立美術館です。今年還暦オヤジとなった筆者はお年頃なのか赤が気になりますが、さらに高齢の先輩、義理の母(来年88歳の米寿です)を案内がてら紅葉の穴場スポットへ行ってきました。

国道1号線の急勾配をクルマで上がり、箱根駅伝のTV中継でも映る箱根小涌園ユネッサン前を通過するとすぐの岡田美術館の駐車場にクルマを駐めました。敷地に入ると俵屋宗達の風神雷神図屏風をモチーフに縦12m×横30mという巨大スケールで描れた現代日本画家の福井江太郎さんの作品に目を奪われます。

送迎サービス利用で高齢の義理の母をエスコート

建物正面には源泉掛け流しの足湯カフェがあってお湯に浸かりながら飲物が楽しめます。11月30日までは期間限定メニューの秋の味覚パフェも楽しめるようです。また朝食メニュー(9時〜11時)もあり、朝一番のブレックファーストと足湯もなかなか粋ですね。

駐車場の係の人に聞くと、我々が目指す開化亭へはクルマでの送迎サービスがありますよ、との事。おおっー、杖をつく高齢の母をエスコートして急斜面を登るのは流石に厳しいかなと思いましたが、ありがたいサービスです。

早速、岡田美術館の受付でお願いしてクルマを手配していただきました。クルマならすぐですが、風光明媚な小涌谷の傾斜地に建てられた岡田美術館5階分の急坂なので本当に助かりました。

赤く染まった庭園を眺める開花亭で紅葉狩りと山海の幸

岡田美術館の開化亭は昭和初期の日本家屋をモダンに改装した優雅な飲食施設です。明治時代半ば、この場所にあった外国人向けホテルにちなんで名づけられたのだとか。見事な紅葉の森が広がる静寂の中にある開化亭で、庭園を眺めながら山海の幸を使った美味しいうどんをいただきました。

注文したのは温かい季節の魚天うどんで小鉢・温泉卵付でした。お魚の天ぷらはサクサク、ふわふわの豆アジの天ぷらです。優しいお出汁に鰹節、カイワレ大根、梅干しがトッピングされ、温泉卵を入れて癒される旨みたっぷりのお味です。お庭が眺められるテーブル席に案内されると、カウンター席や掘り炬燵のテーブルも。他のうどんメニューは牛ごぼううどん、海老天うどん、キノコうどん、冷やしぶっかけうどんがありました。