朝の冷え込みが身に染みる季節。冬は寒さで気分が落ち込みがちになり、庭やベランダも花が少なく寂しくなりがち……。しかし、実は「秋に植えて寒い冬を乗り越え、春まで長く楽しめる」生命力にあふれた素敵なお花がたくさんあります。
これらの花は、寒さに負けない強さを持っているため、手がかからず、冬の寂しくなりがちな景色を華やかに彩り、気持ちを明るくしてくれます。今回は、そんな冬のガーデンを彩る、秋植え・春咲きのガーデンフラワーから、鉢植えもできるおすすめの5種類をピックアップしてご紹介します。
可憐な花が地面を覆う名脇役【スイートアリッサム】
地面を這うように広がり、雪のように小さな花をたくさん咲かせるスイートアリッサムは、冬のガーデニングには欠かせない名脇役です。
背丈が低く横に広がるため、花壇や寄せ植えの株元を埋めるグラウンドカバーとしても最適で、他の花とも合わせやすく、寄せ植えにも活用できます。

一年草と多年草があり、一年草は2月下旬~6月上旬、9月下旬~12月上旬、多年草は周年開花します。花色は一年草と多年草で違いますが、白のほか紫などの品種があります。

一気に庭がゴージャスに【クリスマスローズ】
ガーデニングでもインスタグラムでも大人気のクリスマスローズは、冬の庭の主役にもなり得るゴージャスな花です。
花びらに見える部分は「がく」で、非常に花持ちが良く、開花から種ができるまで長く観賞できます。日陰にも強く、庭木の足元や北側の場所にも適しています。

多年草(宿根草)のため、一度植え付ければ基本的に植えっぱなしで、毎年1月~3月頃まで開花します。
新品種が数多く出ていて、一重咲きや八重咲などがあり、花色も白、ピンク、緑、黒、複色などがあり、お庭の雰囲気に合わせて選べます。

品種改良で寒さに強くなった【ガーデンシクラメン】
可愛らしい葉の模様と、炎が立ち上がったような花姿が特徴のシクラメン。以前は冬の間は室内で楽しむものでしたが、寒さに耐えるよう品種改良されたのがガーデンシクラメンです。

屋外の寄せ植えや花壇で楽しめ、冬の庭を華やかに彩ります。多年草の球根植物なので、植えっぱなしでOKなのも嬉しいポイント。
概ね9月~11月に植え付けると、10月から春先の4月まで長く咲き続けます。花色は赤、ピンク、白、紫、青、複色と豊富で単一で植えても、寄せ植えでも活躍します。

品種によっては初春から楽しめる【スイセン】
秋植え球根の代表格のひとつであるスイセンは、地域や日当たりによりますが、11月頃から4月頃にかけて咲きます。
花付きに関係するため3-4年に一度植え替えが必要ですが、球根なので植えたら放ったらかしで良いのでおすすめです。種類によりますが、芳香を持つものが多く庭に出るたびに心地よい香りが楽しめます。

11月中頃から咲くものと、3月から4月に開花するものなどがあり、ニホンスイセンは12月から2月、ペーパーホワイトは12月頃から咲くなど品種によって違います。
花色は白、黄色、または白と黄色の組み合わせや、副花冠がサーモンピンクのものがあります。


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