竹筒の灯籠が幽玄の世界へと誘う「 冬の熊野の風物詩」日本一大きな露天風呂「仙人風呂」で旅の疲れを癒やす【近畿エリア】

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  • 竹筒の灯籠が幻想的な川湯温泉の仙人風呂
  • 川原からお湯が湧き出す川湯温泉の仙人風呂
  • 川湯温泉の仙人風呂
  • 竹筒の灯籠が幻想的な川湯温泉の仙人風呂
  • 川湯温泉仙人風呂の湯けむり灯篭

 

〝甦りの聖地〟として、古くから多くの人々が巡礼に訪れた熊野。その中心的存在である熊野本宮大社の近くには、世界遺産の〝つぼ湯〟がある「湯の峰温泉」、〝美人の湯〟として名高い渡瀬温泉、川底から温泉が湧く「川湯温泉」という3つの名湯があります。

川湯温泉には、毎年冬に「仙人風呂」が登場。川の中に掘られた広大な露天風呂は、冬の熊野の風物詩として知られています。

写真:熊野本宮観光協会

 

熊野の自然に抱かれた豪快な混浴露天風呂

【施設名:川湯温泉 仙人風呂】

 

夏場は、川遊びで賑わう大塔川。広大な流域を持つ熊野川の支流で、熊野三千六百峰と言われる峰々のひとつ、標高1122mの大塔山を源とする川です。

熊野でも屈指の清流ですが、熊野川に合流する少し手前にあるのが川湯温泉。川底から温泉が湧くというユニークな温泉は、古来熊野を旅する人々の疲れを癒してきました。川沿に歴史ある温泉宿が立ち並び、ちょっとレトロな公衆浴場もあります。

冬場は川の水量が減るため、流れの一部をせき止めて、巨大な露天風呂が作られます。

 

写真:熊野本宮観光協会

 

幅約50m、奥行きは16mほどもあって、まるでプールのような広さです。川底から湧きだす温泉は約73℃。冷たい川の水と混ざり合うと、入浴に適した湯温となるのです。もちろん、気温や水量によって温度が変わるので、日によって条件が違うのも面白い点。悪天候の日や、川が増水している日は入れないこともあるのですが、それも自然ならでは。

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