エコ・エシカルなど、サステナブルなグッズやサービス専門の商談会で、トレンド製品が多数出展する「国際サステナブルグッズEXPO」。2023年4月に第3回目を迎え、新たにアウトドアゾーンが新設されました。そこで環境にも配慮した新しいアウトドアグッズを見つけるべく、会場の東京ビックサイトに取材に行ってきました。今回の記事では、独自のアイデアが光るグッズを提供する企業にスポットを当てていきます!
オクシズを元気に! 金型職人の技術を使った「クックトーチ」
人がひっきりなしに立ち寄っては、話を聞いて去っていくブースが目につき、私も気になって立ち寄ってみました。そこには、「いったいこれは何に使うの?」という質問を投げかけたくなるユニークな商品が──。
その正体は「使い捨てのトーチ」。紹介しているのは、〝オクシズ〟にある樹脂形成の金型を製作する「Sスズキ技研工業」代表の朝比奈さん。オクシズとは、奥静岡エリアの愛称で、そこは静岡市の豊かな自然が残る山間地域です。朝比奈さんは、自身のアウトドア好きが高じて、アウトドアグッズの開発・製作に踏み込み、アウトドアブランドの「OKOSIZ(オコシズ)」を立ち上げたばかりとのこと。
「このクックトーチは、奥静岡の里山から出た端材を、金型の技術を使って加工したものなんですよ。普通は金型をいちから用意するのにたくさんの時間や予算がかかるけど、うちはその技術が初めからあるのですぐに実現できたんです」
贅沢でオリジナリティあふれる商品も、確かな技術があったからこそ。それだけではなく、デザインも秀逸。
「デザイナーさんとコラボしたデザインです。四隅に残った五徳のような部分のおかげで、強風でも火力を保ち続けることができます。約30分間燃え続け、その上に鉄板を載せて調理もできますよ」
何より手軽なので、初めて火を起こしてみたいアウトドア初心者にはもちろんおすすめ。また、やることがマンネリ化してきたベテランキャンパーさんには、一風変わった焚き火の楽しみ方としてもおすすめします。
【商品情報】
■クックトーチ(OKOSIZ)