巷で話題の「小川張り」ってナニ? タープの下にテントを張るメリット抜群のサイトづくりと、わずかなデメリットとは

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  • 小川張りしたテント
  • タープとテントをコネクトした小川張り
  • 小川張りしたテント
  • 広々あるタープの前室
  • タープ+ソロテントのカンガルー張り
  • ヘキサゴンタープの設営
  • 小川張りしたテント

いま色とりどりのテントがキャンプ場を彩っています。純粋にキャンプを楽しむ人が増えたことは喜ばしく、カルチャーとしてキャンプが定着したことで、“〇〇〇をすべき”という上級者による余計なお節介に縛られることなく、思いおもいにキャンプを楽しめるようになりました。

ひと昔前であれば、キャンプ場で経験を積み、先輩キャンパーのスタイルを参考に試行錯誤したものですが、最近は雑誌や動画配信などでキャンプに関する情報があふれているので、テントの立て方などのキャンプのノウハウがより身近なものになっています。

そこで、さまざまなメディアが取り上げているシンプルかつ機能的な「小川張り」について、そのメリットを検証したいと思います。

                  

小川張りのメリットは雨に強いこと

「小川張り」は、国産テントメーカーの「ogawa(現キャンパルジャパン)」に敬意を称した、テントとタープを連結させたスタイルとして広まりました。一般的にはテントとタープは距離を取り、広々としたスペースで使うのが一般的ですが、この「小川張り」はテントとタープを一体化させることで、大きなメリットを生み出すのです。

                    

小川張りしたテント

                            

テントとタープを一体化することで生まれるメリットは、まず「雨に強い」こと。テントとタープをジョイントすることで、テントが雨に濡れずにタープを前室として広々と使うことができます。例えるなら、ルーフバルコニー付きのお部屋です。

                    

ヘキサタープとテントのコネクトが小川張りの基本

この小川張りは基本的にヘキサタープをベースに、コンパクトなテントと融合させるのが基本。タープは前方を高く、後方を低くしてテントと密着させます。設営方法はタープの後方部分のポールに、延長ベルト(1000~2000円程度)や長めのガイロープを使用して、テントの上部を跨ぐようにタープを張ります。

                      

広々あるタープの前室

そして、タープを後方にオフセットさせるようにテントを設営すれば「小川張り」のできあがり。最近では小川張りの進化版とも言える、前室を備えた2ルームテントも市販されていますが、重量がありテント自体が高価になるのがネック。また、2ルームテントの重量は15~20kgほどあり、価格帯はブランドや製品によりまちまちですが5万円台〜20万円台となっています。その点、小川張りはタープとテントがセパレートなので持ち運びも簡単。いま使っているタープとテントにひと工夫加えるだけで、使い勝手のよいテントサイトが構成できるのは、お財布にも優しいと言えます。

                                         

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