憧れの海キャンプは絶対NG!「後悔先に立たず」とならないためのキャンプ初心者が避けるべきデビュー時期とは

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秋は過ごしやすい季節だが台風には注意!

風が涼しく感じはじめる9月から本格的な秋を迎える10月は、キャンプの大敵である蚊やブユなどがいなくなり、紅葉を楽しむキャンプには最高のシーズンです。キノコや果物、魚などの美味しい食材が増える季節ですから、BBQもより充実したものになるはずです。

夜になれば、お月見が楽しめるのも秋キャンプの魅力。夏に辟易した紫外線も和らぎ、冬ほどの防寒対策が必要ない秋は過ごしやすい季節ですが、忘れてはならない大きな問題が「台風」です。近頃は9月〜10月の台風の発生数、日本への上陸数が増えていることもあり、秋キャンプを計画する場合には天気予報をしっかりと確認することをお忘れなく。

冬キャンプするなら温暖な太平洋側がおすすめ

日に日に気温が下がり、本格的な冬を迎える11月後半〜翌年の2月は、キャンプするには年間を通して最も過酷な季節です。しかし、澄み渡った空気は星空を美しく眺めることができ、焚き火の暖が楽しめるシーズンでもあります。

厳しさと対峙するスキルや知識、十分な防寒対策を備えていればキャンプは楽しいものになりますが、この時期に初キャンプを行うには、初心者にとってはもっともおすすめできない季節といえるでしょう。極寒でのキャンプは思った以上にリスクが高く、最悪の場合には命の危険さえあるのです。もしキャンプ初心者が冬のキャンプに挑戦するのであれば、比較的温暖な太平洋側のキャンプ場を選び、しっかり防寒対策を行ってください。

                      

【まとめ】

これからキャンプをはじめる人にとって、最適なシーズンを消去法で考えると、「春」と「梅雨明けから夏前」、そして「秋」ということになります。最適なシーズンで楽しさと経験を積むことで、年間を通じてキャンプが楽しめるようになるはずです。

キャンプ初心者と上級者の違いは使っているキャンプ道具の差ではありません。道具を十分に使いこなせるスキルを持ち、困ったときに正しく対処できる「経験値」が求められます。また、経験者の多くは天気、気温、キャンプ地の特性をしっかりと把握し、自然からのメッセージを受け取る感覚が養われています。

川の水が急に濁りはじめたら増水の危険を感じて避難する、西の空に厚い雲を見つければ雨具の用意をする、冬の晴天は翌朝の冷え込み(放射冷却)を予想して毛布を一枚多く用意するなど、五感を研ぎ澄ませた察知能力の鋭さの違いこそが、初心者とベテランキャンパーの差なのです。これからキャンプをはじめようと考えているのなら、お盆明けから秋にかけて準備をはじめてみてはいかがでしょうか。

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