「夫婦喧嘩」勃発の恐れも! キャンプ「初心者あるある」の「勘違い」とその「対策」

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キャンプ「初心者あるある」に「いいテントやタープで“映え”たい」「せっかくキャンプに来たからいろいろ楽しみたい」がある。その考えも悪くはないが、初心者は身の丈に合ったキャンプをする方が無難。だからといって「初心者用」のグッズを、キャンプ場で初めて開封もNG。ではどうするべきか。キャンプインストラクターに解説して貰った。

「初心者用テントなら簡単に張れますよね?」

→試設営をお薦めします

キャンプ初心者にとって「キャンプ泊」の最大のハードルは、テントやタープの設営かもしれません。各メーカーから「初心者用」をうたった製品も販売されていますが、キャンプ場で初めて梱包を解いて、すぐに張れるほど簡単ではありません。

また、初心者の手に余る構造が複雑なテントを購入した挙句、「設営だけで4時間も5時間もかかっている人がいた」という話も。これが真夏や、風の強い日なら大変です。

“習うより慣れろ”です。キャンプ場を訪れる前に自宅の庭や公園の広場など、迷惑にならない広い場所で試しに組み立ててみることです。落ち着いて二度三度繰り返すうちに仕組みを理解し、コツをつかんでキャンプ場でもスムーズに設営できるはずです。

とくにファミリーキャンプでは、テント、タープの設営はお父さんの大事な役割。家長としての威厳を保ちたいもの。実際の現場でも、うまくいかないお父さんのイライラが募り、奥さんに当たって夫婦喧嘩に。子供にも怒鳴り散らすといった光景が珍しくないと聞きます。険悪なムードになってしまったら、そもそも家族で楽しい時間を共有するはずのキャンプも台無しです。

オートキャンプのイメージ

レンタルのテントやタープも自身で設営するのが基本ですが、たとえば奥さんに説明書を読み上げてもらい、お父さんは指示に従いながら作業すれば、スムーズに設営できるかもしれません。どうにもならなくなったら、見栄を張らず、キャンプ場のスタッフに助けを求めるのが賢明です。

なお、テントは大きく分けて以下2つタイプに分かれます。

【ドームタイプ】
丸みを帯びた形状が特徴。柱となるポールを反らせて広げるテントの定番。比較的設営しやすく初心者にも向いている。ポールの数が少ない、シンプルなモデルがとくにオススメ。

ドームタイプのテント

【2ルームタイプ】
テント内に居住空間と荷物置き場を展開できる。広く、快適で、利便性も高い。構造が若干複雑なものもあり、多くの骨組みを使って組み立てるため初心者には若干ハードルが高め。

2ルームタイプのテント

テントを確実に地面に固定し、表地をたるませないための“ガイドロープ”の張り方がいい加減だと、風に煽られたり、雨水がテント内に浸水することがある。経験者でも案外気にしていない人が多いようです。

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