寒さは突然やって来る! 油断すると痛い目にあう「秋キャンプ」で気をつけるべき防寒対策術とは

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  • ふもとっぱらで秋キャンプ
  • ふもとっぱらで焚き火
  • ニット帽を被るキャンプ女子
  • ストーブで暖をとる男性キャンパー
  • 防寒対策で使いたい電気毛布
  • シュラフに包まるキャンパー女子
  • レイヤリングのイメージ

あの地獄のような夏も終わり、少しずつ秋の気配を感じさせる昨今。ようやくキャンプのベストシーズン「秋」がやってきました。まだまだ、木々が色づきはじめてはいませんが、山へ遊びに行けば、朝晩の冷え込みは少しずつ厳しいものになります。

また、暖かな日と寒い日の寒暖差も顕著になります。秋のキャンプでは油断は禁物で、しっかり防寒対策するべき理由について考えてみましょう。

秋のキャンプでは、比較的、嫌な虫に悩まされることもありません。しかし、秋の長雨と言われるようにぐずついた天気が続き、意外かもしれませんが雨の日が多い傾向にあります。とくに山の天気は変わりやすいので、天候の悪化と同時に急激に気温が下がり、焚き火なしではいられない……なんてことも。昼間は比較的暖かいので薄着で過ごしがちですが、十分な防寒対策を施しておくようにしましょう。

キャンプ場選びは標高のチェックも忘れずに!

秋のキャンプで注意するべきポイントは、キャンプ場の選び方です。キャンプ場は標高の高い場所にあることも多く、その高さによって気温が変わることを覚えておきましょう。これは通年を通していえることですが、標高が100m高くなる毎に、平均気温が約0.65℃下がるといわれています。

ふもとっぱらで焚き火

例えば東京のような0m地帯で20℃の最高気温があっても標高1000mのキャンプ場では最高気温は13.5℃となります。「13℃あれば十分だよね……」と思うのは早計で、ここで注意したいのがその日の最低気温です。都会では最低気温が10℃なら、キャンプ場では3.5℃ということになり、夜間や早朝の冷え込みが厳しく、薄着で寝てしまえば寒さに震え上がるはずです。

また、体感する気温は風の強さによっても影響され、風速1mで-1℃、風速5mならば体感気温は-5℃にまで下がることになるのです。キャンプ場を選ぶ時に標高を気にする人は少ないかと思いますが、とくにこの季節はしっかりと標高を確認し、その場所の最低気温と標高を計算して防寒対策を施してください。

気温に合わせてレイヤリングで防寒対策!

防寒対策として冬キャンプの装備で出かけるのも一つの方法ですが、暖かな日に厚着でキャンプ……というのも心が弾みません。そこで、秋キャンプのおすすめは「重ね着」です。ファッション業界ではレイヤー(レイヤリング)とも呼ばれ、登山の世界では常識になっている手法。

Tシャツにダウンの組み合わせでは、着ていれば暑く、脱げば寒いという両極端になってしまうため、下着(ベースレイヤー)+ネルシャツ+フリース(ミッドレイヤー)+アウター(アウターレイヤー)のように衣類を重ね着しておけば、気温の変化に対して適正量の調整がしやすくなります。また、体温を下げない工夫として、帽子の着用も有効です。防寒対策としてニット帽を用意しておきましょう。

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