キャンプデビューは秋がベスト! 防寒対策すれば幸せばかりの「秋キャン」の魅力と注意点とは

〜ソトラバならもっと外遊びに出かけたくなる! 情報満載のウェブメディアが新オープン!! 〜

  • 紅葉するキャンプ場
  • 秋の味覚の栗
  • 花にとまるスズメバチ
  • ハロウィンのかぼちゃのランタン
  • 夕方のテント設営
  • 蜂除け用のおにやんまのブローチ
  • テントの結露
  • 渋滞する山道
  • 秋の味覚のキノコ
  • 秋のキャンプイメージ

潮騒を聞きながらの海辺の夏キャンプも楽しいひとときですが、昨今の酷暑のなかでのキャンプは決して快適だとはいえません。涼を求めて避暑地にあるキャンプ場に出かけても、7〜8月の快晴の日であれば最高気温は30℃に迫ります。つまり、避暑地とはいえ夏のキャンプでは、熱中症対策や食材の傷み、連日報道されている水難事故にも注意しなくてはなりません。

美点が沢山ある秋のキャンプ!

さすがの酷暑も、9月になれば少しずつ暑さは和らぎ始めます。もちろん熱中症のリスクも軽減され、テント内でも快適に寛ぐことができるようになります。それ故に、キャンプのベストシーズンは「秋」ともいわれており、さまざまな魅力に溢れています。とくに味覚の秋はさまざまな食材を美味しくいただくことができるのです。

秋の味覚のキノコ

その代表格が秋刀魚や牡蠣、もどり鰹などの鮮魚。なかでも炭火で焼く秋刀魚の塩焼きは絶品をいえます。他にも、梨(8月〜9月)やぶどう、柿や栗などもあり、キャンプ場を予約するときに近隣で味覚狩りができる施設を探しておくのも良いでしょう。

紅葉やハロウィンなどのイベント盛り沢山

木々の葉が色づく紅葉のなかのキャンプは格別です。ファミリーキャンプであれば、広大なキャンプ場を散策しながら子どもたちと一緒に紅葉を愛でるのもおすすめです。また、どんぐりを拾ったり、栗拾いして焚き火で焼き栗をいただくのもありです(栗拾いする場合は、施設の管理者に禁止されていないか確認をとりましょう)。

ハロウィンのかぼちゃのランタン

また、日本でも少しずつ定着しつつあるハロウィンのシーズンには、キャンプ場でかぼちゃランタンづくり体験などのワークショップを開催されることもあります。自分たちでつくったかぼちゃランタンで映え写真を撮影したり、テントサイトに飾ってみるのも子どもたちにとっては楽しい思い出になるはずです。

快適な秋キャンプでの注意すべき点とは

【注意ポイント01:日が暮れるのが早い】

夏の気分のまま秋キャンプのスケジュールを立ててしまうと、日没までにテントの設営が完了しない……などの予想外のトラブルが発生します。キャンプ場に向かう道中で道の駅に立ち寄ったり、アクティビティなどを体験して、いざキャンプ場に着いたら日暮れを迎えてるなんてことも。そこでキャンプ地の日の入り時間をチェックしておくことが大切です。

【注意ポイント02:寒暖差による夜露・結露】

テント内と外気の温度差によって発生した結露によって、朝起床したらテントがビチョビチョになっていたことはありませんか? 一度、テントが濡れてしまうとチェックアウトまでにしっかり乾燥させることができない場合も。

テントの結露

できるだけ夜露や結露にならないようにするには、乾燥しているロケーションを選び(川や湖畔を避ける)、こまめにテント内の空気を換気することで対策することができます。この時、テント内の空気を循環させるサーキュレーターを活用するのも良いでしょう。

もちろん、換気することでテント内の室温が低下するので、シュラフに包まったり電気毛布&ブランケットなどを使い、暖をしっかりとることも忘れずに!

【注意ポイント03:寒暖差疲労による体調不良】

春や秋にキャンプしたことがある人であれば、昼間と夜間の寒暖差が予想以上に大きく、寒さでなかなか寝付けなかったという人も多いことでしょう。この寒暖差による体調不良は寒暖差疲労によるもので、自律神経が過敏になることで倦怠感や頭痛、首や肩こりといった症状を発症させます。昼と夜とで7℃以上の気温差によって起こるため、しっかり食事をとり可能であれば入浴するなどして、体を温めることで対策することができます。

【注意ポイント04:行楽シーズンの交通渋滞】

秋は暑さも和らぎレジャーに最適な季節です。紅葉をはじめ温泉や味覚狩りなど、遊びに出かける人も多くなります。とくに9月〜11月の各月には3連休がそれぞれあり、そのタイミングで旅行やお出かけの計画を立てる人も多くなります。そこで気になるのが交通渋滞です。

出かける人(クルマ)が多くなれば、当然交通渋滞が発生します。高速道路はもちろん、観光スポットが集まるようなロケーションでは一般道でも渋滞することがあるので、あらかじめ渋滞するポイントを下調べしておくことで、多少遠回りになったとしても結果的に到着時間を短縮させることが可能です。

【注意ポイント05:意外と少なくない虫たち】

蚊や蜂などの虫が活発に活動するイメージがある夏ですが、じつは誤りなんです。蚊の場合、4月〜9月頃まで活動するそうで、秋を迎える9月であってもまだまだ虫除け対策は必須といえます。今年は酷暑だったおかげか35℃以上の環境を好まない蚊の活動はおとなしく、逆に暑さが落ち着きはじめた秋(9月)に入っても対策を怠らないようにしましょう。

また、蜂の活動期は種類によってまちまちで、もっとも危険なスズメバチが繁殖を行う7月〜9月の期間がもっとも攻撃的になるため注意が必要です。スズメバチと比べると危険度が低いアシナガバチは6月〜8月が攻撃的になるといわれていますが、9月以降も注意する必要があります。

蜂除け用のおにやんまのブローチ

ちなみにスズメバチの被害に遭わないための対策は、巣に近づかない/黒系の服装を避ける/帽子を被る(黒い髪の毛を露出しない)/整髪料や香水を使用しない(匂いに酔ってくる)/甘い飲み物やアルコール飲料を出しっぱなしにしないなど。さらに、蜂の天敵である大きなおにやんま(とんぼ)のブローチを帽子などに着用するのも効果的な対策になります。       

まだまだ酷暑が続いていますが、秋を迎えれば快適なキャンプライフが楽しめるようになります。日本の四季を愛でながら旬の味覚をいただき、最高のキャンプシーズンを満喫してみてはいかがでしょうか!

TOP