「UL系」「欧州ブランド」に注目! 北アルプス登山のベースタウンに最新ギアが集結

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2023年10月6日〜8日の3日間(一般公開は7日〜8日の2日間)、長野県松本市の松本空港近くの信州スカイパーク内やまびこドームにて「ALPS OUTDOOR SUMMIT2023」が開催されました。

ALPS OUTDOOR SUMMIT2023の会場になった信州スカイパーク内 やまびこドーム

“LOVE CRAFTMANSHIP”をキャッチフレーズに、総数118の登山&キャンプブランドが一堂に集結。折も折、北アルプスの山々も山頂はうっすらと雪化粧。紅葉ハイクの登山者に強烈なアピールの場となったのではないでしょうか。UL系を中心に気になる登山ブランドをチェックしてみました。

登山&キャンプ女子の憧れ! アウトドアクリエーター四角友里さんのオリジナルブランドが初出展

今回参加の登山アイテムは大きく分けると『ウルトラライト(UL)系』と『欧州系ブランド』がキーワードでした。例えば新進気鋭のUL系アイテムとして注目を集めるウクライナの「LITEWAY」は2人用テントを展示。2人用で重量わずか490g!

1人用もラインナップしていますが、2人用がヒット中。理由は1人分スペースを前室として使える利便性からというスタッフの説明に納得。1人用で410gと聞けばさもありなんですね。もちろんリュックもULです。

「LITEWAY」のテント

同じくテントでは国産の気鋭ブランド「FREELIGHT」が主力のMガイドHimarayaのアッパーモデルとなるMトレイルHimarayaを展示。氷河の上での使用や標高6000mの峠越えに備える耐久性に加え快適性を追求したモデルは、驚異の重量468gを実現。テント場に置いて山頂アタックに行くのも憚れそうなくらいの注目ギアです。

リュックでは「MOUNTAIN DAISY PRODUCTS」に着目。なんと、あのアウトドアクリエイターとして様々なメディアで活躍中の四角友里さんのオリジナルブランドなんです。四角さんが初めて女性ハイカー向けに「自然と仲良くなるために」開発したリュックは、まさに本会場でリアルデビュー。

アウトドアクリエイターの四角友里さん

里山から四季それぞれの山行に対応するULリュックはYAMATABI 15/30の2ブランド展開。いずれもリュック底蓋のフリップで拡幅調整が可能となっているので、じつはそれぞれ13〜22L/18〜35Lまで収容というコンパクトかつフレキシブルなスペックが、ハイセンスなデザインに織り込まれています。

期間中はご本人がブースで直接説明という、うれしいサービスもしていました。女子に限らずカップルでも使用できるユニセックスなデザインと色使いが話題を集めそうです。

北欧を中心とした欧州系アイテムたち

ウエア&小物系では北欧系がこれからの先物買いブランドになりそうです。スウェーデンのオーレというスキーリゾート地から発信の「KLATTERMUSEN」は知る人ぞ知る老舗ブランドで、2002年に本邦上陸を果たしています。欧州以外の初進出に日本を選んだ親日ブランドです。

斜めジップを取り入れた襟にも特徴のあるウエアは肌触りの良い生地を使用。バックパックはリサイクル生地をすでに1990年代から採用するなど環境視点の高さも北欧ならではのもの。

スウェーデンの「KLATTERMUSEN」製バックパック

同じくスウェーデンからは「HOUDINI」が参加。スウェーデンの女性クライマーが1991年に起業したブランドです。女性ならではの優しい肌触りと色使いが特徴でタウン着としても人気を博しそうですね。

北欧系では「ACLIMA」もマニアに喜ばれそうです。ノルウェーのメリノウールウェアブランドですが、じつは欧州各国の軍隊をはじめ警察や消防という安全保障の最前線でも任用されているハイスペックプロダクツを送り出してもいるブランドだそうです。ウールメッシュの使い方に特徴があり、語れる登山ウエアは注目を集めそうです。

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