夏盛り! 涼感を求めて高原レジャーをお考えのソトラバな方々も多いかと思いますが、高原歩きに便利なリュックを登山にも使いたいですね。前回はサイズの選び方を中心に解説してきましたが、第2弾となる今回はデザイン選びに触れたいと思います。
リュックのデザインは大まかに3タイプあり
サイズの目安が決まりました。次はデザインです。大まかに言って、リュックはジッパータイプ、リッドタイプ、ロールトップタイプの3タイプに分けられます。ジッパータイプはタウンリュックでも見慣れたジッパーで開閉するモデルです。25リットル以上の容量だと、メイン室だけでなく前室の前後2ルーム仕分けになっているモデルが多く、荷物整理も比較的簡単です。
ジッパータイプ25リットルリュックは、前室とメイン室の2列ジッパーで、メイン室にはウェア関係及びドリンク関連と携行食及び小物ポーチを収納。前室に地図、サングラス、手袋など。家の鍵やクルマのキーは服のポケットよりもリュック内キーベルトにホールドさせて、山中で紛失することのないようにします。
トップリッドタイプは天蓋または雨蓋と呼ばれる小物入れを兼ねたリュックの蓋がついたモデルで、登山リュックの主流モデルになります。蓋となる小物室の下には広大な収納口のメイン室の1室仕様または底部にジッパー開閉の別室を備えた2段仕様のモデルもあります。またロールトップタイプは最近増えつつあるデザインで、開閉口をくるりと巻き上げ両端をフックでしめるものが多く出回っているようです。
トップリッドタイプ30リットルのリュックは、雨蓋、メイン室、底部別室の3段構成です。最下段となる別室には登山中には必要のない下山後の着替えや降雨時用ザックカバーを入れ、メイン室は25リットルと同様にウエアや携行食。トップの雨蓋内に地図やサングラス、小物ポーチを収納。家やクルマの鍵は雨蓋内キーストラップでホールドしています。
どのデザインのリュックを選ぶかは好みの問題でいいと思います。ただ本格的に登山を続けようと思っているのなら、山小屋泊やテント泊などまでを考えた時に、さらに容量アップしたリュックが必要になります。30リットル以上のサイズではほぼトップリッドタイプのリュックになります。むしろ大切なのは背負ったフィーリングです。
登る山やシーズンによって、さらに保温・保冷ボトル、バーナー&コッヘルセットに箸やフォークなどのカトラリーも揃えての山頂ランチは人気の登山の楽しみ方です。