余計なものは削ぎ落としたスタイリッシュなウェア
デザイン面での特徴としては、前面のファスナーが斜めになっていて、なかなかスタイリッシュな形です。「もちろんデザインでもあるんですが、現地では首もとに呼気がたまるとファスナーが凍ってしまうので、その対策だったりもします。この斜めのファスナーがかっこいいと言って、購入されるお客様もいらっしゃいます」（溜池さん）。
ジャケットの形としても、非常にきれいです。フードの部分にはワイヤーが入っていて、フードをかぶった状態でぎゅっと絞っても、視野がしっかり確保されるようになっています。また、両サイドにポケットが付いていますが、普通のジャケットに比べてちょっと高い位置にあります。「これは、ザックを背負ったときのための対策です。お腹の位置にポケットにいろいろ詰めていると腰ベルトができないからですね」（溜池さん）
「余計なものを削ぎ落としても機能するウエア」というのがサスタのウェア作りの考え方にあるため、いろいろな装備が最小限に留めてあるということです。
「ペスキ ジャケット」は、春先とか初夏とか、街中でちょっと羽織るのにもいいですし、キャンプなら1年じゅう、いつでも大いに活用できるでしょう。
6万円超えという非常に高級なジャケットですが、素材感が全然違いますし、長く着られるというのも安心できるポイントと言えます。着心地のよさで選ばれているのも納得ですし、人とかぶらないブランドというのも魅力ですね。
【データ】
■サスタ ペスキ ジャケット（サスタ）
【取材協力】
■店舗名：UPI 表参道
■住所：東京都渋谷区神宮前4-9-3
■溜池 剛太郎さん（UPI 表参道 店長）
小学生の頃からキャンプを経験し、ファミリーキャンプの魅力に目覚める。その楽しさを多くの人に広めたいと考え、キャンプ場のスタッフに。その後、UPIからのオファーを受けて、2021年のオープン時から「UPI 表参道」店長に就任。人生の大半をアウトドアで過ごしている。
