美しい姿に思わずキュン! それでも近づくと危険なヤドクガエル【世にも不思議なカエルの世界 vol.04】

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黄金色で縁起の良さそうなモウドクフキヤガエル

毒を持っているヤドクガエルの仲間たちですが、なかにはモウドクフキヤガエルという、さらに一段階上の恐ろしい名前を持ったヤドクガエルもいます。

「全身が黄金色をしています。とにかく毒が強くて、コロンビアなどアマゾンの奥地では、現在でも吹き矢に毒をぬって獣などを倒しています。自然界の生き物の毒としてはトップクラスの強さです」(白輪館長)。

モウドクフキヤガエルは皮膚に猛毒のバトラコトキシンを含んでいます。バトラコトキシンは筋細胞や神経細胞に影響を与え、心不全などを引き起こすのだとか。だから、哺乳類もひとたまりもありません。

【DATA】
モウドクフキヤガエル
学名:    Phyllobates terribilis
分布:コロンビア

ちなみに、KawaZooのヤドクガエルたちのように、飼育下にいる場合には毒のない餌を与えているため、ヤドクガエル自体も毒を持っていないそうです。

【取材協力】
白輪剛史(しらわ つよし)
プロフィール:レップジャパン代表取締役、体感型動物園iZoo(イズー)園長、体感型カエル館KawaZoo(カワズー)館長、波勝崎Monkey Bay園長、動物園予備校アニマルキーパーズカレッジ校長、一般社団法人日本爬虫類両生類協会代表理事、ジャパンレプタイルズショーを主催。爬虫類両生類研究家として、講演、執筆、メディア出演など多数。

                                   

■体感型カエル館 KawaZoo(カワズー)
住所:静岡県河津町梨本377-1
URL:https://kawazoo.jp/

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