ソトラバ

標高200m以下でも舐めたらアカン大迫力! ローカル鉄道で行く300mの一枚岩が立ちはだかる「小野アルプス」を歩く

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

小野アルプスの核心部、300mの巨大な一枚岩へ

岩倉入口から森の中の小径を進み、南西側から紅山の山頂を目指す「紅山南陵」へ。小野アルプスを代表する迫力ある風景が眺められるコースです。

一枚スラブ

この付近の山は、白亜紀に形成された流紋岩でできています。のっぺりと伸びている長い岩尾根ですが、上部に行くほど傾斜が強まり、なかなかの迫力。一歩一歩、足場を確認しながら慎重に登ります。

スラブ上から

高所恐怖症の人にはちょっと辛いかも……。でも、眺望がよくて、登るほどに遠くが見えるようになります。手足のすべてを駆使して、ゆっくりとていねいに登り詰めます。

スラブ上部

みんながんばって!気合で登れ!
顔つきが真剣モードになってますよ。あと少し……。

山頂

登りきった山頂部はちょっとした広場になっていて、休憩適地です。怖いのが苦手なら、東側のなだらかな道から登ることもできます。播州平野から遠く播磨灘まで見渡せる絶景が楽しめます。

山頂からの景色

せっかく眺めがいいので、山頂でランチにしましょう。山麓にある「ぷらっときすみの」というお店で売っているお弁当を背負ってきました。地産地消、地元産食材にこだわったお店で、ご近所のみなさんが運営されているお店です。筆者はここの巻きずしが大好き。玉子焼きも美味しいです。

お弁当

小野アルプスのよさのひとつは、コースの選択肢がいろいろあること。数え方にもよりますが、10座くらいの山が連なっているものの、ところどころで下界と通じる道があるので、長くも短くも自由にコースが組めます。

健脚な人は、紅山から縦走して、反対側の端にある「白雲谷温泉ゆぴか」を目指したりしますし、筆者のように食欲を優先してしまう人は半分だけ縦走して、JR加古川線小野町駅をめがけてさっさと下り、駅に併設の「ぷらっときすみの」の蕎麦をゴールにしてしまったり。

ぷらっときすみのの蕎麦定食

美味しいお弁当を食べているうちに、お店でしかいただけない名物の蕎麦が食べたくなってしまったんですよね。地元で栽培している蕎麦を使った本格手打ちそばは、関西駅そばランキング1位に輝いたこともある逸品。早々に売り切れてしまうことも多いので、下山はついつい急ぎ足になってしまいました。
美味しい蕎麦にありつけて大満足の一日でした。

【データ】
ぷらっときすみの(本店)
https://ono-navi.jp/gourmet/menrui/877/