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奥多摩三山の名峰「大岳山」! 涼やかな滝と沢沿いルートで混雑回避の夏山ハイクを満喫

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

眺望豊かな大岳山頂からの下山路選びも醍醐味の一つ

最後の急登を突き抜けて山頂へ。広めの大岳山頂は西側に大きく開けており、正面に浅間嶺(せんげんれい)。その先に丹沢および道志の山々が嶺をつなぎ、さらにラスボスの富士山。訪れた日はあいにくの曇り空で雲とガスに富士山は巻かれていましたが。

右手西側に三頭山、御前山が続きます。なんとも贅沢な奥多摩檜原村側の眺望です。ハイカーのほとんどは、この山頂で山メシを広げます。

下山は上記のように豊富な選択肢から、コンディションや自身の登山キャリアやレベルから選べるのがメリットですね。それでも大岳山荘側に下る際は、急登の岩場が続きます。先行で下っているハイカーや登ってくるハイカーへの落石等には十分に注意が必要です。

今回は大岳山荘から馬頭刈尾根に戻り、同尾根を馬頭刈山までの縦走を選択しました。大怒田山、つづら岩、小屋ノ沢山、鶴脚山を経て標高884mの馬頭刈山まで小さなアップダウンを繰り返しながら標高を下げて、最後高明山から十里木方面に降り立ち、武蔵五日市駅へ戻ります。

この時期の馬頭刈尾根はトウゴクミツバツツジがハイカーの目を楽しませてくれます。

爽やかな風が通る尾根歩きも楽しめるルートですが、これから気温が高まる季節は、鍾乳洞ルートとつづら岩から千足方面に下れる天狗ノ滝・綾滝ルートを組み合わせて、滝を落ちる水音に包まれる涼感ルートとしてはいかがでしょうか。