どこにいるのかわからない場合はどうするか
「つうほうプレート」や「緊急通報番号」の看板は、どこにでもあるわけでもないし、設置されているコースだとしても、筆者のように番号を覚えているとは限らないので、スマートフォンで位置情報を確認する方法を覚えておきましょう。
登山アプリによっては、アプリ上で緯度経度が表示されています。そうでない場合は、標準装備されているグーグルマップを開きます。

現在地をタップすると、下半分にパネルが開いて、さまざまな情報とともに、緯度経度が表示されます。

アナログですが、この数字をどこかに手書きでメモしておきましょう。そのうえで、携帯電話で「119」番にコール。後は、電話に出てくれた消防署の司令さんが、必要な項目を聞いてくれますので、答えるだけです。位置情報を口頭で伝える際に、先ほどのメモが役に立ちます。
書くものがない場合などは、スクショしておいて見るという手もありますが、通話中にそれを確認するには、ひと手間よぶんにかかってしまいます。暗記するには、ちょっと長すぎる数字なので、筆者は自信がありません。
ちなみに、救助要請をするときに、気が動転して、「119番だっけ、110番だっけ?」とわからなくなったら、どちらでもいいので、とりあえず発信してください。 「行政は縦割り」とよく言われますが、救助要請事案では、警察と消防は緊密に連携しているそうです。

【参考】
熱中症診療ガイドライン2024
https://www.jaam.jp/info/2024/files/20240725_2024.pdf