飛行機に電車、バスやバイク。キャンプ先への移動手段は色々ありますが、一番身近で便利なのはやはり自家用車ではないでしょうか。時刻表に縛られずに移動できるうえ、大きめの荷物も運べます。さらに「車中泊」なら、気の向くままに自由に楽しめるはず。そこで今回は、自由度が高い「車中泊」の旅を安全に楽しむためのポイントについてご紹介します。
駐車できる=車中泊OKとは限らない?
テントを立てる労力を考えれば、最初から屋根も壁もある車中泊は気軽な感じがしますよね。ですが、油断は思わぬ後悔のもと。まずは基本中の基本、宿泊予定地で車中泊ができるのかどうかをしっかり確認しましょう。キャンプ場であっても車中泊が禁止されていたり、制限があったりする場合があります。

日本RV協会が認定するRVパークであれば、そもそもが車中泊のための施設なので大丈夫。道の駅や公園の駐車場は、NGの所があるので必ず事前にチェックしておいてください。OKであっても、24時間使えるトイレがあるかどうか、飲料水が確保できるかといった点は重要です。合わせて確認しておきましょう。
周囲にも自分にも快適な車中泊のために
車中泊ならではの気遣いも必要になってきます。個室感の強さに気がゆるみ、車外に漏れるような音量で音楽や動画を再生しないように注意しましょう。とくにキャンプ場では自然の静かな環境を楽しみたい人が多いため、より迷惑になりかねません。また、エンジンのかけっぱなしは絶対にNG。うるさいからというだけでなく、一酸化炭素中毒になる危険性があります。

エンジンを切れば、当然エアコンも使えなくなってしまいます。空調のない車内は、思った以上に暑さ寒さが厳しくなるもの。体調を崩したりしないよう、寝袋や毛布、充電式の扇風機やクーラーなどを気候に合わせて準備してください。車中泊にちょうどいい気温の季節を選んで計画を立てるのもいいでしょう。