はじめての登山に向けて、ウキウキ気分で購入したお気に入りのトレッキングシューズ。できるだけ長く大切に履き続けたいですよね。そのためには、やはりお手入れが重要になります。では、トレッキングシューズはどのようにメンテナンスをしたら良いのでしょうか。長い登山経験を持つアルペントーキョーの鈴木正志さんに、お手入れのコツを教えていただきました。
アルペンではコーティングサービスもある
買ってきたばかりの新品のトレッキングシューズ。箱から出して、ひもを通して、足を入れて……。はじめて履くときは、シューズには何か“慣らし”的な作業が必要なのでしょうか。
「最近のトレッキングシューズ自体は、素材もやわらかくて、しっかり作られていますので、とくに“慣らし履き”のようなことは必要ありません」(鈴木さん)ということです。もちろん、足とのマッチングをよくするために、とりあえず近場を歩いてみて、フィット感を味わうのはアリでしょう。

ただ、事前に防水などのケアをしておくことは有効です。例えば、アルペントーキョーで購入した場合は、シューズをコーティングしてくれるIMBOX(インボックス)というサービスがあります。「商品をお渡しする前に、短時間で撥水・防汚・UV保護といった加工をさせていただきます」(鈴木さん)。サービス料として 770円(税込)がかかりますが、興味のある人はお願いしてみるといいでしょう。

クリーナーなどを使って丁寧に汚れ落とし
登山から帰ったら、汚れをしっかりと落としておきましょう。目立つ汚れやソールに付いた泥などは、渇いたりしみ込んだりする前に早めに落としておきたいところです。素材を傷つけないように、やわらかいブラシやスポンジを使って丁寧に拭き取るのがコツです。
また、「クリーナーや撥水・保湿剤を使ってお手入れするのもおすすめです」(鈴木さん)。トレッキングシューズはハイレベルな防水透湿素材などを使っていますから、専用のケア用品を使って万全の状態にしておきたいですね。シューズの購入時に一緒に購入しておくのがよさそうです。
