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苦手な虫から肌を守る! 山歩きで虫に刺されないための「虫除け」対策の基本とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 虫よけイメージ
  • 鈴木さん
  • 虫よけプレート
  • 肌にスプレー
  • 草が生い茂ってる
  • 長袖、長ズボン

山を歩きながら雄大な自然を満喫しているのに、虫に刺されたり、見たこともない虫に遭遇したりすると、気持ちも行動もペースが乱れてしまいますね。なかには健康被害を引き起こす虫もいますので、注意を怠ってはいけません。

もちろん、虫を必要以上に怖がる必要はありませんが、適切な対策を講じておくことで、虫による被害を最小限に抑えることができます。そこで、登山のベテランであるアルペントーキョーの鈴木正志さんに、登山での虫よけ対策についてアドバイスをしていただきました。

とにかく肌を出さないことが基本中の基本

広大な自然の中ですから、虫がいるのは当たり前のことです。軽装で登山をしている人がいるといったニュースをよく耳にしますが、軽装は怪我のリスクがあるのと同時に、虫からの攻撃も受けやすくなります。

「虫から身を守るための基本中の基本は、肌を出さないことです」と鈴木さんは注意を促します。肌を露出していては、虫に「刺してください」と言っているようなもの。アウトドアで活動するときは、長袖、長ズボンなど、必ず肌を隠せるウェアを着用するようにしましょう。

長袖、長ズボン

もし、半袖や短パンだった場合は、アームカバーやタイツなどを併せて着用するのもアリです。ただし、着衣の上から刺されるケースもありますから、その他の対策も併せて実行しましょう。

草むらにはむやみに入らないことが重要

虫を避けるには、肌を露出しないことに加えて、登山道から外れて草むらなどに立ち入ることも避けましょう。「草などが生い茂った場所には、虫がたくさん潜んでいる可能性がありますから、むやみに入らないことです」(鈴木さん)

草が生い茂ってる

とくに、近年はダニの被害も増えていて、「アルペントーキョー」では、ダニに噛まれたときに駆除するための対策ツールが売れているとのこと。アウトドアでダニに噛まれると、感染症などのおそれもありますから要注意です。大きな被害に遭わないよう、危険そうな場所には入らない(通らない)ように、登山道を見極めながら歩くようにしましょう。

市販の虫よけスプレーがけっこう効果的

では、虫対策としては、どんなことをしたらいいでしょうか? 鈴木さんは、経験上、市販の虫よけスプレーがけっこう役に立ったと言います。「スプレーをかけているところは、虫に刺されないことが多かったですね」(鈴木さん)

とくに、ハッカ油を使ったスプレーは、虫よけの効果が広く知られています。ボディスプレーとして売られている製品もあるので、チェックしてみるといいでしょう。

肌にスプレー