100年以上の歴史を誇るスイス発の老舗ボトルブランド「SIGG（シグ）」（輸入総代理店：株式会社スター商事）は、厳しい山岳環境での使用を想定し、ブランド史上最高レベルの耐熱性能と耐久性を追求して開発した新製品「アルパインスター」の全国販売を、2025年10月1日より開始しました。

極限に挑む登山者のために！ SIGGが開発した「山岳スペック」

早朝の凍えるような稜線、標高差による急激な寒暖差、そして何時間にもわたる縦走トレイル──山岳地帯では、日常生活では直面しない厳しい環境が待ち受けています。従来のボトルでは、これらの過酷な条件のもとで、飲み物の「飲みごろ」の温度を長時間維持することは困難でした。

SIGGは、1908年の創業以来、110年以上にわたり培ってきたスイスの熟練したクラフトマンシップと、革新的な金属加工技術を融合させました。そして、登山者が直面するリアルな課題を解決し、「過酷な自然環境でも信頼して使える本気のギア」を開発するという哲学のもと、「アルパインスター」を誕生させました。

あらゆるフィールドで最高のパフォーマンスと安心感を提供することを最優先に設計された「アルパインスター」は、SIGGの技術と哲学が凝縮された、まさにブランドの最高峰モデルです。

熱を逃がす3つの現象をブロックする「真空×銅」ダブル断熱構造

「アルパインスター」の心臓部と言えるのが、温かさも冷たさも圧倒的に長くキープするために開発された「ダブル断熱構造」です。これは、熱が逃げる現象である「伝導」「対流」「放射」のすべてに対応する、SIGGならではの革新的なアプローチです。

真空層による「伝導」と「対流」の抑制

ステンレス製のボトル内側と外側の間に設けられた「真空層」は、熱や冷気の直接的な伝わり（熱伝導）と、空気の移動による熱の移動（熱対流）を効果的にブロックします。これにより、ボトルの外気温が内部に影響を与えるのを防ぎます。

銅コーティングによる「熱放射」の反射

さらに、ボトルの内側に施された「銅コーティング」が、革新的な効果を発揮します。飲み物から放出される熱放射（赤外線）は、温度低下の大きな要因ですが、この銅層が熱放射を反射することで、内部温度の低下を強力に防ぎます。

ステンレス製中栓による温度安定性の向上

断熱効果を高めるため、中栓の中央部にもステンレス素材を採用。高い耐久性と衛生性を保ちながら、熱の影響を受けにくい構造にすることで、ボトル全体の温度安定性をさらに高めています。

このダブル断熱構造と各パーツの相乗効果により、標高の高い稜線で冷たい風にさらされても、長く厳しいトレイルの途中でも、「飲みごろ」の温度を確実にお持ち運びいただけます。

実用性を極めた山岳スペック！ グローブ対応から耐久性まで

「アルパインスター」は、単なる高性能な魔法瓶ではなく、登山という過酷なアクティビティに必要な「実用性」を追求したディテールが随所に施されています。