2026年1月、世界のランニングシーンに激震が走る革新的な一足が登場します。アメアスポーツジャパン傘下の「Salomon(サロモン)」は、2年以上の歳月を投じて開発したフラッグシップ・レーシングモデル「S/LAB PHANTASM 3(エスラボ ファンタズム3)」を2026年1月22日(木)に正式発売を開始します。
これまで、ランニングシューズの進化は「クッション性」「反発性」そして「軽量性」の三要素に集中してきました。しかし、サロモンが今回着目したのは、自転車競技やF1の世界では常識でありながら、フットウェア業界では未踏の領域であった「エアロダイナミクス(空気力学)」です。
1秒、あるいはコンマ数秒を争うエリートランナーにとって、空気抵抗は無視できない壁となります。サロモンは、ランナーの足の動作スピードが実際の走行スピードの約2倍に達するというバイオメカニクスの事実に着目し、シューズの「形状」がパフォーマンスに与える影響を科学的に解明。ロードランニングシューズの歴史を塗り替える一足を誕生させました。
科学が導き出した「ラウンドシェイプ」
「S/LAB PHANTASM 3」の開発において、サロモンは最強のパートナーを選びました。空気力学研究の世界的権威であるSwiss Side(スイス・サイド)社です。開発プロセスでは、専用の風洞実験施設にて、あらゆる角度からの空力テストが繰り返されました。一般的なランニングシューズが持つ凹凸やシューレースの結び目は、高速域において空気の乱れ(ドラッグ)を生む要因となります。

また、これを解消するために採用されたのが、「ゲイター一体型デザイン」と「シームレスアッパー」です。シューレースを完全に覆い、足首までを滑らかな曲線で包み込む構造により、アッパー表面を流れる空気をスムーズに後方へ逃がします。さらに、ミッドソールのエッジを削ぎ落とした「ラウンドシェイプ」により、足が地面を離れて前方に振り出される瞬間の空気抵抗を最大28%削減することに成功しました。
フルマラソンで「18秒」の価値
この空力性能の向上は、具体的なタイムとして算出されています。時速20km(フルマラソン2時間06分台ペース)で走行した場合、シューズの形状改善のみによって、最大18秒のタイム短縮が可能になります。厚底カーボンシューズの登場以来、記録が塗り替えられ続けている現代マラソンにおいて、この18秒は勝敗を分かつ決定的な差となります。

サロモン史上初の200g切り!妥協なき「軽量性」と「推進力」
空力性能の追求と並行し、サロモンは自社のロードランニングシューズ史上初となる大台、「片足200g未満」の壁を突破しました。ミッドソールには、高い耐久性と驚異的な反発性を兼ね備えた高機能素材PEBA(ポリエーテルブロックアミド)をベースとした「energyFOAM⁺(エナジーフォームプラス)」を採用。前モデルと比較して素材の含有量を10%増量しながらも、徹底した軽量化により27cmサイズで199gという数値を実現しました。

推進力を生む「energyBLADE CARBON」
心臓部には、スプーン形状に湾曲したフルレングスのカーボンプレート「energyBLADE CARBON(エナジーブレードカーボン)」を内蔵。アップデートされたロッカー構造(つま先の跳ね上がり)と相まって、接地から蹴り出しまでのエネルギーリターンを最大化します。

なお、スタックハイト(ソールの厚さ)はWorld Athletics(世界陸連)の規約を遵守した40mm以下に設定されており、公認大会での記録挑戦も可能です。

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