新緑と初夏の花々を満喫できる穴場! 東六甲「樫ヶ峰」縦走ルートへ【近畿エリア】

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  • ビビッドなオレンジのヤマツツジ
  • 須磨ハイクで人気の樫ヶ峰の縦走ルート
  • 須磨ハイクで人気の樫ヶ峰の縦走ルート
  • ベビーピンクが愛らしいモチツツジ
  • 小さい花を房咲きに咲かせるタニウツギ
  • イワウメ科のオオイワカガミ
  • 白くて小さな花がかたまって咲くコバノガマズミ
  • 須磨アルプスの馬の背
  • 食虫植物のモウセンゴケ

               

「山笑う」季節が到来。目にも鮮やかに萌えたつ新緑の山は、歩いて心地よいだけでなく、可憐な初夏の花も咲いて、魅力たっぷりです。今回は、東六甲エリアにある、ちょっとマイナーながら、いろいろな花が楽しめる山をご紹介しましょう。

                             

急坂を登り切った先には眺望抜群のスポット

樫ヶ峰(かしがみね)は、東六甲縦走路から少し離れた南側に位置する山で、標高457m。東西に尾根が伸びた小さな山塊です。南側からのルートもありますが、ここでは一番アクセスがいい東端から西端へ縦走し、小笠峠を越えて周回するルートを解説します。

阪急今津線逆瀬川駅から「エデンの園」行きのバスで約15分。ゆずり葉緑地を過ぎた「ゆずり葉台」バス停で下車します。バス道を少し戻り、川を渡ってから右へ入ると、山道が始まります。

           

             

送電線メンテナンスのために整備された道で、非常に急ですが、その分ぐいぐいと高度があがり、やがて眼下に景色が広がってきます。

眺望がよく、海が見渡せる心地の良いトレイルのビューポイントのひとつです。

                 

                                  

ツツジの仲間たちがあちこちで百花繚乱

春の終わりから夏の初めにかけては、いろいろな花々が次々と咲きます。なかでも、よく目立つのが、ツツジの仲間たち。春先に、ほかの花に先駆けて咲く「コバノミツバツツジ」に続いて咲くのが、ベビーピンクが愛らしい「モチツツジ」です。

花びらの上側に斑点模様がありますが、これは「蜜標」と呼ばれるもので、花粉を媒介する虫たちに「ここに蜜がありますよ」と知らせるサイン。

              

                

モチツツジを追いかけるように開花を始めるのが「ヤマツツジ」。こちらはピンクではなく、ビビッドなオレンジ系の色で、初夏の青空によく映えます。

                  

                

優しいパステルピンクで、小さい花を房咲きに咲かせるのが「タニウツギ」。スイカズラ科の低木で、たくさんの花が集まって咲くので、とても華やかです。少し遅れて、濃い紅色をした「ヤブウツギ」も咲き始めます。

               

              

足元でひっそりと咲いているのは、イワウメ科の「オオイワカガミ」。丸くて光沢のある葉っぱを鏡に見立てたネーミングです。淡いピンクのものから、紅色に近いものまで、いろいろな色の花が見られます。

               

                

白くて小さな花がかたまって咲く「コバノガマズミ」。スイカズラ科の木で、「ガマズミ」「ミヤマガマズミ」というよく似た種もあります。

                  

                 

                               

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