姫乃たまの「おそとで生きるもん!」vol.08 ドキドキのはじめてのテント泊&大久野島でどたばたバーベキュー

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  • 大久野島の満天の星空

 

こんにちは、姫乃たまです。広島県にある「うさぎ島」こと大久野島に来ています。

うさぎと豊かな自然に囲まれながら、キャンプ場でハンモックに揺られているところです。

 

 

芝生を食べてしまうので、うさぎはキャンプ場立ち入り禁止なのですが、うさぎはそんなことわからないので、囲いの下に穴を掘って、どんどん侵入してきています。

ここは本当にたくさんうさぎがいる島です。

 

 

芝生には立派に育っていただきたい気持ちですが、うさぎがすぐ近くにいる魅力にもまた抗いがたいものがあります。

 

 

さっきテントの中を見て、編集のMちゃんに「枕がないよ?」と言ったら、「エアーベッドがあるだけで超すごいことですよ⁉︎」と言われました。

今夜はバーベキューをしてからテントに泊まるのですが、そうか、テントって枕を使わないんですね。

思えば私はテントに泊まるのが人生で初めてでした。

 

 

散々アウトドアのWEBサイトや雑誌で記事を書いてきたので、なんとなく泊まったことがあるような気になっていました。

そう、この時の私は何も分かっていなかったのです。自分の愚かさを……。  

  

思いがけないデジタルデトックス

「あれ、Mちゃん、テントの中に電源がないよ? 電気もないしランタンしかないよ?」

「電気なんかないですよ! ここはテントですよ!!」とテント内で困惑するMちゃん。

 

 

なるほど、私が以前取材したテント……あれはグランピング施設だったのです!

テントには電源も電気も暖房もありません。……ありません!!(2回目)

でもアウトドアってハプニングが付きものですよね! こんなことで動じる私ではありません。

現代人の皆さんはモバイルバッテリーを持ってくればよいのです。私のケータイは終わりました。Mちゃんはモバイルバッテリーを持っていたようでしたが、中身の充電が空っぽでした。

でも、いいのです。ケータイなどなくても海はきれいだし、夜はきれいな星空が見えると聞いています。私は思い切ってケータイをホテルのフロントに預けに行くことにしました。なんと充電してくださるとのことです。神様~。

ケータイが手元からなくなり、キャンプ場へ戻ると、心なしか海がさっきよりもきれいに見えます。

生まれて初めて見るものはいつでもケータイからだったので、そればかり見ていると目の前の本物の自然を楽しむ力がすっかり落ちてしまっているように感じます。

 

 

思いがけないデジタルデトックスの時間を得て、ハンモックから海を存分に楽しみました。海って、水がたくさんあって、すごいよね……。うさぎも飛び跳ねています。

 

叫びながら食材を救出! どたばたのバーベキュー

さあ、本日の夜ごはんはバーベキュー! まだ夕方ですが、焼いているうちに夜になるでしょう。

海を目の前にバーベキューができるなんてとっても贅沢。さらに日が落ちてくると、ここに満天の星空が輝くのです。バーベキューには最高の場所です。

 

 

と、こ、ろ、が、私とMちゃんのバーベキュー技能が低すぎて、それどころではなくなりました。

満天の星たちも驚きの下手さです。

 

 

たぶん、木炭の加減がわからなくて、どんどこ火を燃やしたのがよくなかったのだと思います。……ものすごく燃えております。

 

 

生焼けなのに焦げている野菜を食べ、肉を火の中に放り込んでは「救出! 救出!」と叫びながら取り出すことの繰り返し。

焼きすぎて煙が目に入りました! 目が~~‼︎ 前が見えません! 

 

 

女子ふたりのオシャレなきゃっきゃ感がゼロです。

でもなんか、それでもごはんがおいしい不思議……。これがアウトドアの力……。

 

 

昼間は眩しくておとなしくしていたうさぎたちが、ますます集まって、叫びながら肉を食らう私たちを囲んでいました。なんの奇祭ですか。

食材を残さないように、すべて焼いて食べ終わると、あんなに騒がしく食べ続けていたのに、いつの間にかお腹がいっぱいになっていました。

私たちの声もすっかり日が暮れた島の暗闇に吸い込まれていきます。

気づけば明かりはランタンひとつになって、空を見上げると、満点の星が本当にたくさん輝いていました。

ごちそうさまでした。

 

 

寒くなってきましたが、熾き火になった木炭がほんのり暖かいです。

もしかして、これくらいの火加減になってから、バーベキューを始めるべきだったのか…?

 

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