コロナ禍を経て屋外イベントとしてさらに進化! 「フジロック・フェスティバル’23」ルポ【後編】

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うらやましすぎた新設「Viewing Area」

「FUJIROCK PLUS」はもう一種類あります。「PLUS② Stage & Goods Pass 」(1日1万5000円、各日限定先着1000人)。その名の通り、ステージとグッズ売り場の優先権です。GREEN STAGE・WHITE STAGE・RED MARQUEEで、入場規制を気にすることなく、専用「Viewing Area」に入ることができる画期的な仕組みです。

絶対見たいアーティストがいる場合や、少しでも沢山のステージをいい場所で楽しみたいという人にはおすすめです。私はRED MARQUEEの「Viewing Area」で見ていたのですが、私が1時間前くらいから並んでゲットした良席に、並ばずともサッと入っている人たちが本当にうらやましかったです。時短にもなるので、全力でフジロックを満喫したいなら入手したいチケットですね。

また、フジロックはオフィシャルグッズ・アーティストグッズ売り場の大行列もおなじみですが、ここに専用ファストレーンができたというのもうれしい限り。1万5000円を安いととるか、高いととるかは人それぞれでしょうが、絶対外せない推しアーティストがいるなら払う価値ありだと思います。 

公式アプリが便利すぎた

また、以前は使ったことがなかったのですが今回、公式アプリを使ってみて本当に感動しました。2017年の参戦では、紙のタイムテーブルをクシャクシャになるまで握りしめ、スケジュールをチェックするしかありませんでした。しかし、今はアプリでサッとチェックできるんです。スマホですぐにアーティストの出演時間を確認できるのは、灼熱の屋外ではかなりありがたかったです。

このアプリはなかなか便利で、気になるアーティストを登録することができたり、各アーティストのプレイリストで予習復習ができたりと使い勝手良好でした。また、入場規制の情報もこちらですぐにチェックできるなど、リアルタイムの情報を知るのにも良いですね。

それ故にモバイルバッテリーは必須アイテム。私は丸一日会場にいて一つのバッテリーを使い切りヒヤヒヤしたので、できれば2個ほど用意していくといいでしょう。

今回、久々にフジロックに足を運びましたが、このアプリをはじめフェス自体が進化しているように感じました。コロナ禍の苦労も大きかったと思いますが、今年は11万人越えの入場者数を数えるほどの盛況ぶり。毎年くる人が多いのも納得です。   

■FUJI ROCK FESTIVAL 

https://www.fujirockfestival.com/

【著者プロフィール】

■半澤則吉(はんざわ・のりよし)

フリーライター。福島県出身。15歳から音楽活動を開始し、現在もライブハウス記事を執筆する音楽好き。フジロック、サマーソニックといった巨大イベントはもちろん、小さなフェスにも頻繁に足を運ぶ。 https://www.instagram.com/hanzawanoriyoshi/

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