「ほめて伸ばす」はアウトドアでも必須! 脳科学者が提言する「育脳的キャンプ」のススメ【vol.04】

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  • 公園を散歩する親子
  • 沈む夕日
  • 親子でのBBQ体験

大人も子どもも楽しめるアウトドアがファミリーレジャーとして人気を呼んでいます。アウトドアは子どもの「自己肯定感」を高め、脳の成長にとてもいい影響を与えます。話題の書『アウトドア育脳』の著者で、これまで老若男女約16万人の脳画像を読影、解析してきた脳科学者・瀧靖之先生に、その効能と生かし方を教えてもらいました。

「自分はできる」という「自己効力感」がアップ

瀧 靖之先生によると、アウトドアには子どもの「自己肯定感」を高めるという大きな効果もあり、それが学力向上に非常に役立つといいます。この自己肯定感は、「自分を大切にしよう」という「自尊感情」と、「自分が頑張れば何かを変えられる」という「自己効力感」で成り立っているとされています。

「自尊感情は親からの愛情などによって育まれ、『自分だけでなく、他人も大切にしよう』という感情につながります。一方、自己効力感は、頑張って何かを成し遂げたときに高まります。アウトドアではさまざまな作業を分担し、皆で力を合わせるので、『自分はできる』『自分も皆の役に立っている』と実感しやすいんです。親がほめてあげるのも効果的です。

また、自然の中でとびきり美しい夕日を見たり、満点の星を眺めたりする『感動体験』を経験すると、自己効力感は大幅にアップするといわれています。それが『自分にも何かできるのではないか』『この先もっと頑張ろう』といった前向きな姿勢につながり、学習の意欲や効率が高まるのです」

                        

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