【連載コラム】「聖地ヨセミテ」に魅せられて! vol.09 電気代高騰のなかの暖房事情について

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  • キャビンの暖炉
  • Amazonの電子商取引のマーケットプレイス
  • キャビンに取り付けたエアコンの室外機
  • キャビンに取り付けたエアコン
  • キャビンの床暖房
  • キャビンの床暖房

遂にキャビンをAirbnb(エアビー※民泊のマッチングサービス)に載せました! 雷に打たれたジャグジーはいまだ直っていませんが、さすがにもう待てません。クリスマスや年末が近いせいか、早速、問い合わせや予約が入って右往左往しています。感謝祭(11月第4木曜日)の週末に最初のお客さんが入りますが、今からドキドキです。

設置費用や暖房代がかさむセントラル空調

さて、秋も深まり、気温もぐんと下がって、山では氷点下になる日が増えてきました。キャビンには、床下にガスヒーターがあったのですが、老朽化していて安全性にも不安があったので、潰して別の暖房を考えることにしました。

キャビンに取り付けたエアコンの室外機

アメリカでは、家全体を暖めるセントラル空調が主流ですが、家中にダクトを張り巡らすので設置コストも暖房代も高めです。近年、夏の気温が上がっているので、冷房もできる方がよいと思い、アメリカでも急速に普及している日本式のエアコンに決めました。日本式のエアコンは、室内機と室外機に分かれていることから、ミニ・スプリットとかダクトレスと呼ばれていて、ダイキンや三菱、富士通のものをよく見ます。設置も簡単ですし、省エネでランニングコストも低めと人気です。私は三菱にしようとしたのですが、例によって、山奥すぎて設置業者が見つからず、富士通のエアコンになりました。

じつは熱が煙突から逃げてしまい非効率な暖炉

気になるのは電気代です。最近、電気料金の値上げが続いており、山の冬にエアコンをフル稼働させたらどんな金額になるのかが不安です。ローカルのSNSを見ますと、冬場は、ガス、電気に関わらず、請求が800ドル超えたなど、悲鳴を上げている人が少なくありません。結論としては、一番安い暖房は薪ストーブということです。

キャビンに取り付けたエアコン

キャビンには古い暖炉があり、その中に薪ストーブが設置されていますので、これをエアコンと併用すればよさそうです。アメリカの家にはかなりの確率で暖炉がありますが、煙突から熱がどんどん逃げてしまうため、暖房としてはあまり優秀ではありません。このため、暖炉内に取り付ける専用の薪ストーブや、暖炉のような見た目のガスファンヒーターが広く普及しています。

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